■マーケットウィナーズ(1/5放送)

テーマ:「新春ウィナーズお年玉銘柄」

ゲスト:
鈴木一之氏(マーケットアナリスト)
山田勉氏(カブドットコム証券(株)マーケットアナリスト)
中村孝也氏((株)フィスコ シニアアナリスト)



山田氏: 全面安の局面を目前に控えて、「ディープバリューで貴方は何を買いますか?」という視点で選んだ銘柄がこれだということになります。やはり私自身は中長期的な世界経済、あるいは新興国の経済成長というのが続くという風に考えていますので、例えばこの三井物産ですとか、新日鉄は引き続き成長が続くだろうという風に考えています。それから3つ目の東レ、やはり2008年は環境の年になるということで、この東レなんかですと例えば逆浸透膜、特に淡水化用途に需要が伸びるであろうという風に思いますし、それから炭素繊維ですよね。トヨタも日産も車体の軽量化ということに注力するということですので、炭素繊維はおそらくそのソリューションになりうるということで、水という部分と車体の軽量化、両方から、この東レというのは環境関連の銘柄の柱になりうると、いう風に思います。その下、クボタですが、穀物価格が高いと、農家の人は世界的には儲かっているわけですよ。特に穀物価格が高騰した翌年というのは農機具の売れ行きが非常に良くなると、農機具だけじゃなくて農薬も肥料も売れるわけです。ですからそういった側面から世界的な農機具メーカーのクボタ。それから一番下のセコムですが、上4つが外需企業なので内需も入れとこうということでセコムというわけですが、セコムも典型内需というよりは、すでに海外展開始めていますので、刈り取りをどうやっていくのかなということで入れてみました。
以上がお年玉5銘柄ということになります。
鈴木氏: 三井物産、新日鉄、東レ、ここら辺は本当に人気高いですよね。
06年07年の水準から見てもかなり安いレベルまで下げてきている最中ですので、ここら辺はいいなと思いますね。後はクボタですね。いよいよここまで来るかというところです。

 


鈴木氏: お年玉銘柄と書いてありますが、ここまできたら私の好きな銘柄です。私はこういう銘柄が好きだという銘柄を5つ出してきたということですね。
三菱重工、世界の原発製造メーカー、世界のボーイングの翼を作っている会社。これが大発会の終値が458円、三菱重工の解散価値、一株あたりの純資産が440円ですから、PBR、一株辺りの純資産倍率で見ると1倍を割り込む寸前まで来ているという、やはりどう見ても三菱重工のこの水準は私は安いと思います。
同じく日立もPBR1倍にまた接近しているという企業です。三菱自動車ですが、日本では再建途上にある、まだまだ業績の伴っていない会社に見えて株価100円台なんですけど、でも世界から見ると、ロシア、あるいはブラジルで非常に三菱自動車の、パジェロなんかもそうですが、ミニカー、小さい車がバカ売れしているという状況で、増産計画を今打ち出しているところですので、三菱自動車の復活というものにもう一度注目してみたいなと思います。
あるいは、下の2つ。バンテックグループホールディングス、これもIPO直後の会社ですが、日産自動車と非常に近しい関係のある自動車部品の物流に特化した企業です。
IPO直後で、株価は順調に値上がりしていたんですが、年末年始にかけて少し下押ししているという状況ではありますね。
そして最後のソニーフィナンシャルホールディングス。ソニー銀行、ソニー生命、ソニー損保、そしてマネックス・ビーンズ・ホールディングスという、ありとあらゆる金融業態を傘下に持っている持ち株会社で、上場のときは苦しかったのですが、その後順調に株価を上昇させて、今トントンと下押ししている最中です。
もし海外投資家が日本の金融セクターを買うとしたら、もちろんメガバンクを買うんですが、新たにこういう巨大な企業が今やマーケットに登場していますので、ソニーフィナンシャルホールディングスの需要というのは高まるんではないかなと思うんですね。


中村氏: まあいつものごとくなんですが、新興市場から選びました。
どういう共通項があるかと言いますと、前期に業績があまり振るわなかった企業なんですね。業績が振るわなかったということは利益のハードルが下がっているはずですので、今期ちょっとでも良くなると利益の伸び率が凄い高まるんですね。悪いところから、いいところへ、となると株価がよく上がる可能性のある銘柄なのかなという風に考えています。

まず1社目ぐるなびという会社ですが、飲食店情報をネットにて提供している会社です。07年3月期下方修正してしまったんで、その観点から保守的な業績予想を出しているのと、あとは営業対策をチーム制に変更したことでかなり成績が上がってきています。進行中の第3四半期、これも高い利益成長を継続する可能性はあるのかなという風に思います。

2社目、デジタルアーツですが、今話題になっている有害情報閲覧防止ソフト。有害情報を青少年に見せないようにしましょうっていう流れがありますので、この話題性があるというのと、どうしても第3四半期のみの経常利益というのは赤字ですので、今回出てくる第3四半期の数字というのは楽しみかなという風に思います。

そして3社目、ネットプライス。両刃の剣と書いてありますけども、何でそういう風に書いたかと言いますと、かなり株価の値動きが激しい銘柄です。その点注意していただきたいんですが、インターネット販売を手がけている会社ですね。昨年11月6日に発表された第4四半期は通期では赤字です。ただ、第4四半期だけで見ると黒字ですから業績は上向いてきていると。

そして4社目、ジオマテックですね。視点を変えて製造業ですが、液晶画面用
ガラス基板向け薄膜・加工を行なっている会社ですね。この会社も黒字転換してますので、面白いかなと思います。

最後にバックスグループ。携帯販売過熱中と書いてありますが、シェアトップのドコモ、こちらも携帯動き始めていますので、営業支援を行なっているバックスも面白いかもしれませんね。

岡崎氏: 1年を通して見た場合、私は去年の2月くらいから、サブプライムからずっと弱気なことを言ってたんですけど、ちょっと見方を変えていいのかなと。理由は2つあって、1つは配当利回りが国債の利回りよりも高くなったことですよね。
もう1個は、大発会下がりましたから、これは我々の世界ではあく抜けって言うんですけど、そろそろいいのかなっていう、ここから先は銘柄選びです。今日の15銘柄とそれ以外にもこれから色んなものを分析する時間、そこに入ったんじゃないかと思いますね。