■マーケットウィナーズ(12/22放送) |
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私のキーワードは「転換点」という言葉と、「28年」という期間を取りました。 「転換点」これは皆さんも思い当たる節が多いと思います。まずマーケットを振り返ってみたいと思います。まずは為替、125円手前で、6月に折り返しました。転換点です。次に日経平均株価、7月でしたね、18,250円くらいでしたか、ここから大きく折り返しました。続いてREIT指数ですね。アメリカの不動産のREIT指数が 1月にピークを打ちましたから、こちらも春先にピークアウト。 そして最後に10年金利。一瞬2%をつけるところぐらいまで、5月の末でしたか、 金利が上昇する局面があったんですが、 その後は日本銀行の金利上昇も皆忘れてどんどん金利低下に進んでいったというような感じです。 それともう一つ、「28年」というキーワードは金の高値であるとか、ポンドであるとか、いろんな大きな話があるんですけど、それは三次さんが教えてくれると思います。 |
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三次氏:私は「ドル安」と「スタグフレーションの初期症状?」ということなんですけれども、12月第2週の持田さんのコーナーで、持田さんがおっしゃっていたように、今年はドルが史上最安値圏にまで沈んだ年でした。 |
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実は28年前もドルが非常に安かったことがあるんですね。そのときも代表的な商品指数であるCRB指数というのが非常に大きく上昇していたわけなんですが、07年もCRB指数は実は28年前の高値を超えてきてるんですね。 拡大バージョンを見ていただきたいんですけど、 | ||||||||||||
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ちょうどドルとクロスするような形ですね。 | ||||||||||||
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主要銘柄のほとんどが上場来高値を更新してきているということですね。 国内の金だけはですね23年ぶりの高値ということで、未だ上場来高値には到達していないような状況なんですけど、このようになっておりまして、実は国内だけではなくて海外の市場のほうでも非常に高値が相次いだ年だったわけです。 | ||||||||||||
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金が、先ほどのキーワード「28年」ぶりの高値をとってきておりまして、プラチナ、原油、小麦といったものが史上最高値を更新、それ以外も数十年ぶりの高値を付けているわけなんですが、16日にグリーンスパン元FRB議長がインタビューに応じまして、 スタグフレーションの初期症状にアメリカは陥っている可能性があるという話をされたんですが、この危惧されているインフレの目というところはこの商品価格の上昇人であるのではないかという風に推察できるわけなんですが、商品業界ではなんと08年は、 「アグフレーション=農産物インフレ」になるのではといった声もちょっと聞かれるようになってきているということですね。 | ||||||||||||
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「ファンド3兄弟」それから「利上げ・利下げ」と書きましたが、今年、07年という年は非常に市場の予測・見通しが難しかった年だったように思うんです。その原因がこの「ファンド3兄弟」。年の前半は買収ファンド。年の半ばはヘッジファンド。円キャリートレードの巻き戻しなんかですね。そして年の後半は政府系ファンド。買収ファンド、ヘッジファンド、政府系ファンドというファンド3兄弟。これまで市場に存在しなかったようなビッグプレーヤーが続々と登場した。だから予測がますます難しくなっているように思うんです。もう一つ、この2番目、「利上げ・利下げ」と挙げたんですが、 中央銀行が、日銀もそうですけど、中央銀行が思わぬ形で、年の前半は全部利上げ利上げで入ってきたんですね。利上げを考えていたのが突如として利下げに追い込まれた。 中央銀行が意図して、マーケットを押さえ込むために転換を誘導しているのではなく、 市場に突き動かされる形で、後から中央銀行が政策の転換に踏み切らざるを得ないという状況になっているように思うんですね。先進国も、新興国もマーケット市場主義というか、マーケット資本主義というか、朝目が覚めて市場がどちらに動いているか、それによって、後から政策が決まっていく。これでは予測がつかない。これがおそらく、 来年前半も、少なくとも今のような状況が続くんではないかなと思います。 マーケットに動かされて、政府が動かされる。ということじゃないかなと思いますね。 | ||||||||||||
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中村氏:「新興市場への年金資金の流入観測」と「ネット関連株」この2つを挙げてきました。 1つ目の「新興市場への年金資金の流入観測」ですが、来年の1月からですね、 年金資金が新興市場の株を買いますよ、というような観測記事がでたわけですね。 額よりも、年金資金も買うということが重要なのかなという風に思うんですが、 こちらの指数を見ていただきたいんですが、 | ||||||||||||
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主な新興市場銘柄とラッセル野村スモールキャップ時価総額上位と出ていますが、 このラッセル野村スモールキャップ時価総額上位とは何かと言いますと、年金資金が 指標とするインデックスなんです。時価総額下位15%で構成されるというものですね。 1つ注意していただきたいのは、ヤフーですとか、楽天ですとか、ACCESS、JCOM、イートレードですね、こちらの赤い枠で囲んであるところは実はスモールキャップに入らないんです。その他時価総額上位から並んでいるんですけど、年金資金どういった比率で買うかというのはまだまだ決まってないんですけど、例えば時価総額に比例して買うのか、もしくは銘柄を選んで買うのかわからない。だったら時価総額が大きくて業績がいいものをこの中から選んで銘柄を選別していくのは面白いのかなと思います。 | ||||||||||||
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もう一つ、ネット株ですけど、業績を見てください。製造業と非製造業に分けてきました。新興市場の経常利益動向ですね。06年9月中間期は製造業すごく優位だったんですけど、07年9月中間期ですね、これを見てみると非製造業のほうが優位になってしまったんですね。業績も上方修正ぺースで推移しているのは非製造業の方。製造業の方は下方修正ペースで推移していると、その中でも特に業績が良かったのはネット関連株なんですね。具体的に業績動向見てみますと、このような感じになります。 | ||||||||||||
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上から代表的なDeNA、ぐるなび、そして最後はミクシィというような形で業績推移を持ってきました。これら見ていただくと、DeNAの業績は四半期ごとでもかなり伸びています。 ぐるなびの方も順調に伸びています。前年同期比でも非常に伸びています。 ただ、ミクシィ、一つ見ていただきたいのが季節変動もあると思うんですけど、これはちょっと減っているわけですね。とにかくネット関連非常にいい状況にありますけど、 今後銘柄間格差っていうのは広がっていく可能性がありますので、ちょっと注意していただきたいかなという風に思いますね。 | ||||||||||||
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山田氏:みなさんご存知の通り、「サブプライム」マーケットの流行語大賞ですよね。 文句なしに。私も何百回説明したか分かりませんが、サブプライム、いわゆるその アメリカの住宅バブルが崩壊して不良債権問題となってしまった。またその不良債権が証券化の手法を用いてますので世界各所に拡散してしまったと。いったい誰がどこでなんぼやられてるか分からんというので足元信用不安に陥ってるということなんですが、 もう一つは「挫折」ですね。サブプライムもアメリカの金融の挫折ではあるわけですが、 我々の経済はいわゆる継続的な株高に対して明らかに挫折してしまった。さあ何でやろう。反省なくして進歩なしと、いうことで反省してみたいと思います。 | ||||||||||||
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こちらは07年マーケットの概観ということで、昨年末を100としまして、NYダウが青色、緑色が為替、赤色が日経平均ということですね。一番サブプライムで大揺れしているはずのNYダウは去年の年末から6%上がってるんですよ。 日本はっていいますと88ですから1割強の下落。為替はと言いますと95ですから5%の円高ということです。日本はサブプライムの影響は受けているんですが、そのこと以上に円高の影響をもろ被ってると、いうことが見てとれますよね。 いわゆる円キャリートレードのアンワインドということみたいですよね。 | ||||||||||||
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私たちは何に失敗したのか、ということで5項目挙げてみました。サブプライムは 先ほどお話しましたが、円キャリー取引もそうです。それから外国人投資家依存度を高めすぎた東京市場っていうものの特性。それから最後に2つは構造改革の頓挫、それと政策不況へ接近中だという辺りですよね。特に今年は夏に参議院選挙があって、与党が大敗と、いうことで、その後安倍さんも辞任ということでびっくりさせられました。 そして現福田政権ということですが、明らかに構造改革をやめちゃってる状態ということですよね。それから政治がねじれ国会で機能不全に陥る中、官僚の統制がますます強まってきているということで政策不況へ1歩1歩近づいていってると。例えばヒューザーみたいな事件がありましたので、建築基準法改正してみたらマンション着工とかが全部止まってしまったと。あるいはライブドア、村上ファンドみたいな事件があったんで、金融商品取引法を入れてみたら、ファンドを追い出す、あるいは投信が売りにくくなる。 大変なことですよね。 | ||||||||||||
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過去の底打ち後の日経平均株価月足です。03年の4月に底打ちを果たしてV字回復を果たしてきているわけですね。そのポイントでは生還と書いてありますが、05年に1年ぐらいちゃぶついたんですが、やはり05年の夏以降、構造改革への期待から一段と株価は上がったということなんですが、現在大きなほうの四角に位置しているわけなんですが、このレンジ相場を脱することが出来るのかという辺りですよね。 | ||||||||||||