■マーケットウィナーズ(11/17放送)

テーマ:「新興市場復活のシナリオ」

ゲスト:
中村孝也氏(フィスコ シニアアナリスト)


中村氏:新興市場はいったんリバウンドも一巡という形で、軟調推移を余儀なくされているわけですが、では今後いつ底を打つのか、そしてそもそも反発するのか探ってみたいと思いまして、今回は東証マザーズ指数、年末から年始にかけてどういった特徴を持っているのか調べてきました。



特徴は2点。10月、11月に安値をつけやすい。2点目は1月に高値をつけやすい。といったことが浮かび上がってくるんですね。



4つほど考えられる理由を挙げました。

1つ目、企業の決算がこの時期に集中するからというのはあると思います。 日本企業3月決算企業多いですよね。となると決算発表は2月、5月、8月、11月ということになりますよね。ですので決算発表前というのは買いが手控えられるんですね、というのはうなずける話かなと思います。

2つ目、ヘッジファンドの決算対策売りですね、決算絡みの売りというのも2月、5月、8月、特に11月、ここに観測されるというのがひとつ言われています。決算のほうはこれからなんですが、ヘッジファンドの決算対策売りというのは15日を境にピークを越えるとよく言われていますね。

3点目です。節税対策売りですが、年末にかけて節税のために損失を、含み損を抱えているものをいったん売却しようというような動きが活発化します。特に新興市場は個人投資家がメインプレイヤーですからそういう動きに影響を受けやすいですね。

4点目、今年はそうでもないんですが、10〜12月はIPOがやっぱり集中する。ですので基本的に需給が悪化する懸念というのはあります。この(1)、(2)というのは2月、5月、8月、11月に起こりうるんですが、(3)と(4)はやはり年末にかけてよく起こる。ですから年末は一番需給悪が発生しやすい時期である。それで抑えられた分1月にリバウンドすると、いうようなのがマザーズの特徴ですね。



過去のチャートで見てみましょう。この水色の部分が10月から1月を囲った部分です。
10月11月で安値をつけて、1月にかけてかなり上昇している、高値をつけにいってるという状況を見て取れると思います。06年10月から07年1月のところを見ていただきますと、あんまり上がってないように見えますが、実は2割7分ぐらい上がっています。
ですので、1月にかけて上がるという傾向はここ4年ずっと見られ続けているんですね。
最近の動きを見てみると、決算そろそろピークを超えます。来週あたり底を打つんじゃないかというような気がしています。来週後半、あるいは再来週あたりから本格的に上がっていくのかなというような気がしています。