■マーケットウィナーズ(9/15放送)

テーマ:「第5回銘柄ガチンコ勝負!」

ゲスト:
鈴木一之氏(潟Cンフォストックスドットコム チーフアナリスト)
鎌田伸一氏(ラジオNIKKEI 記者)
 

3ヵ月間、6月15日から9月14日までなんですけれども、日経平均でなんと−10.26%という下落相場。6月15日の日経平均が17971円49銭。それが3ヵ月後の9月14日、16127円42銭とこういう相場でした。勝者は鎌田さんでした。 大事なことはこれからどうリカバリーしていくかですから、その辺を聞きましょう。





鎌田氏:出遅れ株を中心に3ヵ月前にポートフォリオを組んだわけですけれども、上の4銘柄は10%を超える値下がり率になりまして平均して下げて、下の1番最後の日本写真印刷がプラスになったというこれがすべてです。上がった材料としてはiPhoneの新製品にタッチパネルが活用されているというようなことで、この会社の主力製品がタッチパネルですから、そのあたりを交換するような形で株価が足元で上がって、私は3ヵ月前にその動きを予想していたわけじゃありません。たまたまの動きということになります。




鈴木氏:これが私なんですけれど、ご覧のように0勝5敗です。やっぱり、3ヵ月前の6月15日、株主総会の直前で、騒がれていたのはブルドックソースとスティルパートナーズの戦いだったんです。買収関連銘柄、買収ターゲットを探せというので5銘柄選んでみたんですが、どれもこれもサブプライムローンの影響だってことにしておきます。投資ファンドに対するお金の流れがちょっと細ってしまって、日本も最近あまり買収銘柄TOB・MBOって聞かなくなっちゃいましたので厳しかった。特にビクターの最近のどうしちゃったんだという下げがてき面に響きました。




鎌田氏:今回の私のガチンコ銘柄はこれです。主力株を揃えました。業界の大手に位置する株です。3ヵ月後の株価水準は今よりも上にあるということに期待を込めつつ、あまり脇に行かないで大きな株を揃えました。1番上から見てみますと、三井化学はもちろん化学の大手メーカー、アマダは機械の大手メーカーです。三菱電機は総合エレクトロニクスメーカー、IHI、これは石川島です。造船重機械メーカー。そしてNTTデータは 情報通信会社の代表という感じです。




鎌田氏:基本的な考え方としては中間期の業績が増額修正される期待がある会社ということで 選びました。その選び方としては第一四半期の経常利益が前年同期比と比べて20% 以上増えているということ、そして第一四半期の経常利益を2倍した金額が中間期の経常利益の会社側予想値よりも上になっているということ。上方修正銘柄ですね。
第一四半期が2倍すると、季節性なんかも考えなきゃいけませんけれども仮にそれを 単純に2倍してそれが会社側の経常利益よりも高ければ今と同じような推移をするのであれば中間期収益の業績の増額修正が期待されるという形になります。
日経会社情報の活用がすごく上手くいきそうなんです。




鎌田氏:上から見てみますと、会社情報に4−6月期の実績が出てます。三井化学の場合、280億っていう経常利益になってて前年同期の190億と比べると、5割くらい増えてるという動きになります。それで07年9月の三井化学、その下ですけれども中間期の経常利益の見通しが350億円という数字です。中間期から4−6月期を差し引くと7−9月期の数字が出るんですけれども、それ差し引いちゃうと70億っていう7−9月の数字になるんです。4−6月期が280億で7−9月が70億、それはちょっと低く見過ぎなんじゃないのという観点で見ると9月の中間期の業績の増額修正が有望かなと。他の4銘柄についても、アマダ・三菱電機・石川島・NTTデータという点についても同じような観点で銘柄を上げております。




鈴木氏:私のガチンコ銘柄はこちらです。前回の反省を踏まえまして買収ターゲットというものからちょっと路線を変えました。鎌田さんの選び方に似てしまったんですが、頼るべきは田中化学研究所、ニチウムイオン電池の材料を作っている会社です。それから東芝プラントシステム、原子力発電東芝の子会社で原発のプラント、建設もやっています。 中部飼料、これは飼料銘柄がとうもろこしの値段が非常に上がったんですがその原料価格の上昇を上手く製品科学に転化できて株価。AOCホールディングスもこれも石油化学です。そして東洋ゴム、東洋ラジアル、タイヤです。条件は営業利益の修正度のランキング。ここのランキングの上位銘柄からまずこれを母体としまして、もう1つ、鎌田さんと同じなんですが




鈴木氏:第一四半期の経常利益を2倍にするとそれが中間期の経常利益を上回ってしまうようなまさに鎌田さんと全く同じなんですけど中間決算で上方修正期待の高い銘柄ということになります。それでいきますとランキングの上位に出てきました田中化学研究所や東芝プラントシステム、中部飼料のチャートをご覧いただきますと、最近どうやら機関投資家が何かうまく下値を買ってるんじゃないかと。8月17日、日経平均の急落のときもほとんど下げずにその後、株価は順調に下げた時ほど機関投資家は買いたくなるでしょうから相場は落ち着くと上値にいって、横ばいに入って階段状に上がるという非常に買い意欲の強いようなパターンを描いてまして、これがまた今後3ヵ月間も上がるかどうかが問題なんですけどね。東洋ゴム工業以外4つとも日経会社情報ではですね、 上方修正の矢印が2本立っている銘柄です。

鎌田氏:私の観点としては増額修正を先取る観点で銘柄を選んでいるので3ヵ月後6ヵ月後にぽんと矢印が上になるようなそんな狙いを込めております。
ただ日経会社情報には三菱電機のところは営業減益と書いてあります。
6年振りの営業減益にというふうに表現されているんですが、 これは会社の計画なんです。第一四半期の実績が経常利益で65%増益で中間期の見通しがおよそ4割の増益なんですよ。そういうような観点で見るとやっぱり三菱電機は前期の収益も増額修正してますし、これから今の方向でいくと上向きの動きになるのではないのかなと予想しつつ、こちらに入れさせていただきました。

鈴木:私の方も、AOCホールディングス、こちらも日経会社情報によりますと減益と書いてありまして、原油価格上昇に伴う燃料コスト増製品価格に転化しきれないと言われていますが、私はしきれると思うんです。思うかどうかっていう問題は水掛論になっちゃうんですが前期は非常に良かったんです。前期は良すぎた、今期非常に慎重に見ていて今、減益見通しなんですがでもやはり原油価格が80ドルを超えてきてますので、会社情報が作られたときにはまだそこまでいってないときでしたから、転化できるかますます原料価格が上がっちゃっているわけですよね。転化できるんじゃないかと思います。