■マーケットウィナーズ(9/8放送)

テーマ:「下がったときこそ注目すべき銘柄」

ゲスト:
鈴木一之氏(潟Cンフォストックスドットコム チーフアナリスト)
 

鈴木氏:こちらを見ていただきたいのですが、買うべきは人類の未来を日本の製造業が握っていると。今年は気温が40℃を超えたとか、ハイリゲンダム・サミットの話題とか2007年はたくさんこういう環境問題の話題が色取ってるわけですけど、その中に置いてここにありますような原子力発電、それから太陽光発電、そして水処理プラントとか、その他排気ガス浄化装置とか、日本の製造業の持っている技術が世界を人類を救うというものがいくつもあるんです。この会社がなくなったら人類の未来が危ういという会社だったら、海外からのマネーを呼び込むことができるんじゃないかと。構造的なテーマですから少々の景気の循環とかに関係なく長期的に追いかけないといけませんね。

鈴木氏:シクリカルではない銘柄ですね。それを順番に追っていきたいと思います。





鈴木氏:まずは原子力発電です。サブプライムが出てくるまではかなりこれでマーケットすでに1回大きく賑わっているんですけど、何といっても三菱重工と東芝です。世界では原子力発電所が向こう30年間で200機くらい作られるというふうに予想されているんですが、原発を作れるメーカーというのは世界で4つくらいしかない。そのうちの2つが日本に存在する。東芝、ウエスティングハウスを傘下に持っている。三菱重工がタービンやボイラーを作ると、発電機は三菱電機が作ることになりますのでこれはもうタイアップして動いている。木村化工機は化学プラントのメーカーですので、原発関連企業に非常に近い。親しい関係にあってもうすでに大きな相場を1回作っているんです。日本製鋼所、これは原発の部品、巨大な部品の世界シェア8割くらいを持っている会社で、他のバルブ製造っていうのは原子力発電あるいは火力発電のバルブを一手に作っている会社です。こういうものが下げたところは、きっちり狙ってもいいんじゃないかなと思います。




鈴木氏:次が太陽光発電です。まさにこの最もクリーンなエネルギー、原油価格が値上がりしたことによって太陽光発電がペイできるようになってきたという。世界で5社、トップ5のうちの4社を日本のメーカーが占めている。シャープ・京セラ・三菱電・三洋電、この4社が世界のトップ5の一角を占めている。太陽光発電は年率40%成長の市場で、特にこれから先進国は年率2割くらい伸びていくんですが、アジア、インドでもっともっと伸びていくと予想されます。製造装置メーカーにぜひ注目したいんです。アルバック、これ真空蒸着装置ではやはりトップ企業で半導体製造装置をやってたんですがこれが太陽光パネルの製造装置に乗り出してきた。そしてこのジャスダックのSESとプロデュースという会社です。これが製造装置メーカーとしては小振りな会社ですが非常に強く、マザーズに今年6月にIPO新規公開しましたエヌ・ピー・シーというのはまさにこの太陽光発電パネルを作るために存在する会社、製造装置も作っています。そして東海カーボンと日本カーボン、太陽光発電パネルの原料である多結晶シリコンを作るためには、この両社が持っています人造黒鉛、カーボンの技術が必要なんです。それによって多結晶シリコンを引き上げるという技術なんです。




鈴木氏:水処理プラント、淡水化装置、これも今年の12月に大分でアジア太平洋水サミットが世界で初めての国際会議として開かれるんです。50年後には世界の3分の2の地域で水を巡る紛争が多分頻発するだろうと言われていますが、淡水化装置プラントの日立造・三井造・オルガノ・栗田工、このへんは有名な強い会社で特に中でも三井造船は淡水化プラントに加えてエタノール製造プラントも手掛けている会社です。ササクラ、船舶に淡水化装置を乗っけるんですが、それの世界企業大阪2部上場で非常に小振りの会社なんですが財務内容も良い会社です。そして淡水化プラントに必要な逆浸透膜装置、浸透膜では東レ、それから日東電工です。東レは世界bP企業です。三菱レーヨンなんかもありますが。そして淡水化プラントに欠かせない酉島製作所の特殊ポンプがあるんですけど、これが酉島製作所のほぼ独壇場になっているということです。




鈴木氏:最後になりますが、その他とくくってしまいましたけど、自動車の排気ガス関連です。二酸化炭素・窒素酸化物を除去するという排気ガスの浄化装置のイビデンと日本ガイシです。これはもうすでにイビデンなんかはこの8.17のサブプライム急落、暴落がなかったかのような株価の動き方をしていますよね。第一稀元素化学工業とエヌ・イーケムキャットというのはこれは自動車の触媒に関しては非常にシェアの高い会社です。エヌ・イーケムキャットは筆頭株主が住友金属をベッシですね、その関連会社。そして排気ガスの検査装置では世界のグローバルスタンダードを握っていると言われています堀場製作所、そしてオイル、工業用の廃棄オイル、廃油をリサイクルして使うという産業廃棄物のダイセキ、これはその他でちょっとくくってしまいましたがどれもこれも非常に強い技術力を持った会社だなと思います。まだしばらくは相場全体に軟調な動きが続くと思うんですよね。でもこういう銘柄を絞り込んで狙いを定めて安くなったら押し目買いということですね。そう狙うべきじゃないかなというふうに考えます。