■マーケットウィナーズ(8/18放送)

テーマ:「相場の転換点の見分け方&新規上場株の募集に応じる場合の心構え」

ゲスト:
鈴木一之氏((株)インフォストックスドットコム チーフアナリスト)
中村孝也氏((株)フィスコ シニアアナリスト)
 

質問:相場の転換点の見分け方を教えていただけないでしょうか。
市場全体のボックス相場から上昇相場、下落相場への転換の全体的なものと、 造船や鉄鋼相場の始まりは、どうしたら早期に気付くことができたのか?どこが終わりと、 ある程度の確信を持って判断するためには、どんな点に注目すればいいのか?




相場の転換点を見つける方法は「相場の転換点」など見分けられない・・・。これ私ですよ。プロのテクニカルアナリストは転換点を見分けるところに全勢力を費やしてらっしゃいます。私は見分けられないと最初から諦めております。しかしそれでも株式投資では十分対応できるのではないかと、そのために転換点で一発で当てようとするのではなく、その高値のゾーンあるいはボトムのゾーンで考えていくというのが1つ、そしてもう1つ株価だけを見るのではなく株価に類似して動くもの、私の場合は商品相場なんですけど、その2つをこちらで取り上げてみたいと思います。まずはチャートを見てください。




転換点を狙うというのは、質問される方は矢印のところを狙う。当たればすごく気持ちいいんです。しかし外れた時のショックも大きいんですね。天で狙うと。天井だなと思っていったら更にその上があったっていうとその後ご自分にダメージが結構来て外してしまったと、すると相場を見るのも嫌になってしまう。それだとネガティブにしか考えられなくなるんで、ゾーンで狙う。




2番目の方法はどうかなと思うんです。言い忘れましたが、第一波・第二波・第三波という第三波が1番上げが激しいという通常のパターンで、直前の重要な安値を割り込んだところを転換点と、それをもってして転換点と考える。そこから上昇トレンドが下降トレンドに変わったというこういうゾーンで狙っていくと比較的捉えやすいのではないかなと思います。具体例としては直近の日経平均をご覧いただいて、金曜日非常にきつい下げができたんですけれど7月9日の18,265円を当てようと思うと難しいんですが、直前の重要な安値を割り込んだところで何かちょっと雰囲気変わってきたなというふうに捉えるようにしていけば、安値を割ったという、ゾーンが変わった、トレンドが変わった、そうすると今の直近の大きな下げっていうのはある程度は回避できたんじゃないかなというふうに思えてならないですね。




もう1つ、3番目の方法としてはもう少しプロ使用と言うんですかね。ベテランのクラスになりますとゾーンが後ろに来るのではなく前倒しで、ようするに上昇第一波・第二波までを捉えて、第三波は最初から取らない、ここは株はどんどん売りあがっていくところだという、第二波までで勝負する、第三波はトップはくれてやるというくらいのスタンスが上級者のレベルなんです。




鈴木氏:それからもう一つです。株価に類似して動くものは、私の場合は商品なんです。金利と株価で考えていいと思うんですが、私にとって金利ってすごく難しいので株価と商品相場で見るようにしてます。




商品の方が私の感覚でいうと株価よりも少しだけ早いように思います。




鈴木氏:具体例は住友金属鉱山とニッケルのチャートなんですけど、赤いグラフが住友金属鉱山のチャートなんですが青いグラフがロンドンのニッケル相場です。5月に天井をニッケル相場が打って、まだ余韻を残して少し最後まで買われてしまったのですが、やっぱり天井としては5月くらいにもう既に起こっていたのではないかと、今やニッケルは高値5万ドルを越えたところが、今2万5,000ドルまで来ている。ピークの半値になってしまってるので、トレンドとしては早めに商品の方が動くのではないかと。日足なんですが、細かいところで見るときびきびしたところでは、それぞれ住友金属鉱山とニッケルというのは意外となだらかに連動した動きを出しているんです。商品と株価の連動性で株を見ながら、商品を見ながら株を考えていくというのはどうかなと思います。

岡崎氏:逆の動きをするってのも参考になりますよね。これが下がったからこっちは上がるだろうとか。例えば金利とか為替の関係もそうですよね。やっぱり私も同じように環境を考えるときに、どっちが早くてどっちが後なのか、株が先なのかそれとも株以外のものが先なのかとか比べて考えることが多いです。

鈴木氏:これを覚えるってのが大事だと思うんですが、素材セクターの場合、1対1の連動性を持ったものがあるんです。




鈴木氏:非鉄は当たり前ですよね。非鉄は非鉄セクターで連動しています。鉄鋼でしたら、ステンレスの値段とかH型鋼の値段がそうですし、海運と造船とは意外と一緒に動く傾向が強いんですが海運市況と連動する。原油化学やガソリンの値段は比較的、石油セクター・石油化学セクターってところに影響を与えていますのでこれをリンクさせて見ていくとよろしいのではないかと思います。



質問:新規上場株式の公募価格についてのご質問です。公募価格はそもそも合理的に算定されて いるのでしょうか?新規上場株の募集に応じる場合の心構えを教えて下さい。



中村氏:これはミマキエンジニアリングという会社です。これ株価が上昇した会社です。これの類似企業のPERと類似企業のPERと、同社の仮条件のPERこれを比べてみて安いのか高いのかということを見ていただきたいです。当社の場合仮条件は43万〜49万円でこの仮条件のPERの連というのは13.4倍〜15.3倍だったわけです。実際公募価格が49万円で決まって15.3倍になったわけですけども、その時の類似企業のPERがどうだったかというと16.3倍なんです。下にある企業を足して割ると単純平均すると16.3倍。若干安いかなというふうに思うんですけども。ただ、類似企業のPER比較だけ見るとその企業の評価を見誤ることがあるかなというふうに思うんです。ですのでこちらの方をちょっと見ていただきたいです。




中村氏:これはミマキエンジニアリングという会社です。これ株価が上昇した会社です。これの類似企業のPERと類似企業のPERと、同社の仮条件のPERこれを比べてみて安いのか高いのかということを見ていただきたいです。当社の場合仮条件は43万〜49万円でこの仮条件のPERの連というのは13.4倍〜15.3倍だったわけです。実際公募価格が49万円で決まって15.3倍になったわけですけども、その時の類似企業のPERがどうだったかというと16.3倍なんです。下にある企業を足して割ると単純平均すると16.3倍。若干安いかなというふうに思うんですけども。ただ、類似企業のPER比較だけ見るとその企業の評価を見誤ることがあるかなというふうに思うんです。ですのでこちらの方をちょっと見ていただきたいです。




中村氏:これはROEとその当時のですけれども予想経常増益率です。これ見てみると、その平均取ってみるとそのミマキエンジニアリングがROEも一応平均以上であると。目を見張るのはやはり予想の経常増益率、これがずば抜けて高いわけです。そういうふうに詳細に調べていくと、これは類似企業と比べて相対的に優れている、これは相対的にちょっとダメかなっていうようなことがわかってくると思います。ですのでそのIPOも基本的には普通の株と変わらないわけです。普通の株を買うように、よく調べて投資するのがいいんじゃないかなというふうに思います。またそのIPOをする時の心構えというかちょっと注意する点もしくは楽しみな点とかもう1つ上げると、やはりその投資した企業が東証1部に上場するってのが1つの醍醐味だとは思うんです。これちょっと岡崎さんすごい得意だと思うんですけど。

岡崎氏:これもポイントは2つあって、1つは利益が出ていること、もう1つは積極的に株主を増やしているかどうかなんですよね。株主を増やす、株価をどんどん出してくってのは希薄化されて株の値段が下がって嫌がる投資家がいるんですけども、逆にそうやって積極的にお金を集めて設備投資をする、こういう会社っていうのは上を目指す、将来を展望してる会社ですから私はいい会社だと思いますので、そういう会社も1つ注目してもらいたいなと思います。

中村氏:そういう会社を選ぶのも一考ですし、後は上場してからTOBってこともやっぱり小さい会社にはありますので、そういうのを狙うのも一考だ。後は本当に王道はやっぱり相対的に見てもしくはその企業を見ていい会社を選ぶのが王道であるということです。