■マーケットウィナーズ(8/11放送)

テーマ:「終盤の山場を迎えた第一四半期決算」

ゲスト:
鈴木一之氏((株)インフォストックスドットコム チーフアナリスト)
 


鈴木氏:今週で大体決算発表のピークを迎えましたので、先週と同じように、先週の金曜日から今週の木曜日までに発表された全上場企業の決算集計を行ってみました。




鈴木氏:先週こちらでご紹介したのとランキングは同じで2種類のランキングがあります。1つは去年の第1四半期に対して今年の第1四半期はどれだけ延びたか、単純に大きい順にランキングしてあります。トップはユニデンの15,000%というとんでもない伸びが1つあるんですが、15位まで出しました。代表選手は1番上のユニデンです。
これはもうすでに決算発表、5月の本決算の時にある程度の上方修正出してましたので株価は先駆けて買われていて、直近ではちょっと売られてしまっているのですが、売り上げの98%くらいがアメリカで、コードレス電話の最大手ですね。アメリカでも最大手ですね。円安メリットというのは非常に大きく享受できる会社の1つです。こういうのは単純なランキングです。




鈴木氏:もう1つは少し同じような種類のランキングで工夫を入れまして、今度は中間決算の期初に見通しを出していた中間決算に対する四半期決算の達成度合いです。いわゆる進捗率というものです。例えば1番上のAOCHD、昔でいうアラビア石油ですけどこれは期初に中間決算、9月中間決算40億円の経常利益の見通しを出していたんですが、発表してみた最初の3ヵ月、第1四半期で78億円までもうすでに来てしまいました。ですから、中間期に対する達成率は195%。もうクリアしてしまってますので今回の第1四半期決算で中間見通しを引き上げてる。90億円にしてきた。それでもまだ上ぶれ余地があるという感じの会社です。これを今回は単純ランキングではなく、ある程度利益規模の大きい会社、しかも中間決算の見通しを会社側が引き上げてきた会社のランキングを第15位まで作ってきたという次第です。1つ注目したいのは2番目に来てます酉島製作所、規模としては比較的小ぶりの会社なんですが、ポンプ専業メーカーなんです。ポンプは官公需が非常に強いんですけど、この会社は付加価値を高めようとして中東諸国で今、非常に縦横旺盛な海水の淡水化装置、いわゆる水処理関連なんです。あれでポンプが必要でそこに向けて売り上げが非常に伸びていて、早くも中間期の見通しを当初の2億円から6億円に引き上げてきた。というかたちになるんです。大体これでピークを越えました。先週もそうだったんですが、今週もやってみて思いますがそんなに会社数としては業績上方修正する会社がさほど多い印象はないんです。先週時点では上方修正、良いのは4、悪いのは6という感じで、今週はもうちょっと良いのは少なくなって7−3とまではいかないんですがそれぐらいまで良い会社が少ないと思います。ただ悪いのは比較的小ぶりの会社に多く集中していて、良い企業というのは大柄な利益水準、利益規模の大きな会社の上方修正が非常に目立つというのが特徴だと思います。
ですから全体トータルすると上方修正の度合いが大きく見える。