■マーケットウィナーズ(6/16放送)

テーマ:「第4回銘柄ガチンコ勝負!」

ゲスト:鈴木一之氏
    ((株)インフォストックスドットコム チーフアナリスト)
    鎌田伸一氏(ラジオNIKKEI 記者)
 


鎌田氏:平均的にうまく上がったというようなかたちになりましたね。業績の上積みを期待される株でポートフォリオを組んだっていうのが3カ月前なんですけど、ちょっと反省しなくてはいけないのは三菱電機がマイナスになってしまったこと。やはり会社側の決算を発表したときに出す2008年3月期の収益見通しが慎重な見通しを出す傾向にあるんですよね。慎重な見通しを出す傾向にある会社は決算発表直後の値動きは悪くなりやすいということをこれからの株式を見るうえでの参考にしたいなと思いました。

鈴木:私はアバウトな、いい加減な性格がそのまま出たっていう、凸凹です。2割下がって、4割、5割近く上がったという。馴らしてみると+10%ということですね。ファンドマネージャー的な観点からすると良くないと思うんですよ。 決算発表を今回またぎましたので、3月半ばから6月まで、5月の決算発表で、 特に大崎電気、2割ぐらい下がってしまったんですけど、どう見てもそんなに悪い決算に見えないんですよね。それまで良い決算に決まってるという、オール電化ですか世の中、電圧系だとかヒットしているんですけど、決算発表で今期の見通しを慎重に出したがためにドっと売られて、なんでこんなことになったのか分からない。という状況が未だに続いていますね。

鎌田氏:考え方として、みんな足元で株価が良くない株なんですね。6月の第1週まで外国人は今まで6兆円日本株を買い越してきているんですけど、去年1年間の買い越しの金額が6兆円でした。

それで金利が上昇して、これからもあと3カ月に渡ってお休みが来るんじゃないのかなと、今までのような買いっぷりにはならないんじゃないかなということから、株価が非常に強い位置にあるような株は避けるように考えまして、どちらかというと株価の位置、 高値から20%下にある株で予想のPERが20倍以下の株、これらをセレクトしてファンドを作ったというような形です。

一番上に書かれています日本特殊陶業という株がありますがこの辺りは今期の業績が減益見通しになったということで株価が大幅に決算発表後に下げたという形になるんですけども、減益の理由がインテル向けの半導体の材料が今期は踊り場になるということが理由になっています。しかし半導体は下半期から良くなる見通しになっておりますし、その辺りを踏まえてセレクトしました。

もう一つ5803のフジクラ、こちらについては今期の減益見通しで、この株も年初から動きが非常に悪い会社なんですけれども、4年後の営業利益の水準を前期の実績に対して2倍にする中期経営計画を発表しておりまして、その観点で考えると今の段階で足元の今期の業績見通しが良くないということで売られているところは少し先を見ながら株式の投資を考える場所なのかなと思いまして、キーワードは20、20です。 高値から20%下げて、PERが20倍以下の出遅れ株を狙っていくというような考え方で5銘柄選びました。

 

あえて、火中の栗を拾うという感じになるかも知れませんが、今回の私の銘柄選定基準は日経会社情報にべったりです。


巻末のM&Aに関する2つのランキングに同時にまたがって掲載されているランキング上位の銘柄です。


まずはPSR、先ほどの売上高に対して時価総額の水準が低い銘柄。これにランキングされている銘柄。かつ、もう一つ巻末の特集ランキングでありましたM&Aレシオランキングの上位に出てくる銘柄。これに2つダブルで掲載されている銘柄を選びました。
そしてその上で売り上げ高1,000億円以上、あんまり小さい企業を買収してもしょうがない、大きな企業をドーンと狙いにいくという、まさにHOYAとペンタックスの図式ですね。あんな感じがどこに出てくるか。一番上のキョウデン、それからアークというのは言ってみれば俗に言う、翼の折れた天使。大変な成長期待の強い、言ってみればグロース株なんですね。成長期待の強い銘柄だったのが成長路線がいったんこけて、減益決算を発表してダメになって、グロース株からバリュー株に変ってしまったという、キョウデンはPBRで1.3倍、アークはPBR1.0倍。そろそろどちらも売り上げの鈍化あるいは利益のマイナスが止まってプラスに転じてくるというところにあるんですよね。ビクターやレナウンというのは再建期待の強い、まさに企業再編に入ってきている銘柄なんですが、どちらもPBRが1.0倍。バリュー株ですからひょっとしたら3カ月以内に結果は出ないかもしれません。ひょっとしたら半年〜1年かかるかもしれませんね。私が申し上げたいのは、私の言うことは絶対に信用しないで下さい。とにかく銘柄を選ぶときはご自身の判断でお願いします。考え方を参考にして頂ければ、ガチンコ勝負なんていうのは我々だけで十分です。くれぐれもマネをしないようにお願いします!