■マーケットウィナーズ(6/2放送)

テーマ:「3カ月サイクルの循環物色を探る」

ゲスト:鈴木一之氏
    ((株)インフォストックスドットコム チーフアナリスト)
 

鈴木氏:3カ月投資、3カ月毎にどのような物色対象が移り変わっていくかということをもう一度見てみたいと思いますね。日経平均のグラフを見ていただきたいと思います。



鈴木氏:3カ月です。小回り三月と昔からよく言われますけど、これは日経平均の3カ月毎に縦のラインを引っ張ったものですが、これでどうでしょうか。これで3カ月というのは例えばカレンダーの1、2、3月、あるいは4〜6月というカレンダー通りの3カ月ではなくて、1番最近でしたら2月〜5月、直近で終わった3カ月ですね。その前は昨年12月〜今年の1月2月非常に大きな上昇があって、その前の3カ月は比較的横ばいで、その前の3カ月はボトム入れから上昇。その前の3カ月はライブドアショックなんかあって。随分3カ月ごとに物色対象、あるいは相場の流れというのは大きく変化しているのではないかなと。これを業種毎に上がったもの下がったものをいろいろ調べてみた。というのが今日のテーマなんですね。




鈴木:まずグラフの見方としては3カ月毎です。直近の3・4・5月。6四半期に渡って書いてあります。1年半ですね。東証上場の33業種分類を出してきて、このランキング順というのは1番直近の3カ月間、よく上がったものからあまり上がらなかったものまでランキングにしております。もうちょっと言いますと、値上がりトップ5がピンク色、第6位〜第10位までがオレンジ。ワースト5、一番動きが悪かったのは紫色。ワーストの6位〜10位までが水色で色分けしてあります。冷たい色が具合の悪かったもの。暖かい色が非常にパフォーマンスの良かったもの、という風に見ていただければ結構です。 まず真っ先に目立ちますのが海運セクターなんですけど海運業界というのは、かれこれ4四半期ですから、丸1年ピンクでずっときているわけですね。値上がりをずっと続けているのが海運業界なわけなんです。7%の上昇、13%、25%、20%と加速度的に上昇が目立つという動きなわけです。このような動きの中から特徴的なものをいくつか探すというのがこれからのテーマなんですね。まず、6四半期に渡って暖かい色が多い業種をいくつか選んでみました。海運は6四半期のうちの4つの四半期でピンクがマーキングされているわけです。そういうものに◎をつけています。その他製品というのはほとんど任天堂1人の働きなんですが、これも6四半期のうち4つに渡って暖かい色がマーキングされている。同じような不動産も6分の4が上位に顔を出している。鉄鋼あたりは6四半期のうちの3つに渡って暖かい色がマーキングされている。
非常に好調業種というのが機械、精密、水産、それから鉄鋼と。日経平均をまたいで下に行きますと医薬品というのがありますね。日経平均の動きを見てみると6四半期前がプラスの9%、そして−4、+4、+0.8、+8、−0.1と。やはり上昇と下落がジグザグに起きている状況ですね。ですからこの6、7、8この3カ月というのは非常に強い上昇相場がきて、日経平均で19,000円くらいは軽く行くんではないかと思うんです。20,000円というのはもうちょっと先だと思うんですけどね。
とりあえず中間目標19,000円ですね。将来予測というのは現状がそのまま継続するという風に考えるのが一般的なのですが、そうするとまず上にきているのがそのまま次の四半期も頑張り続ける。海運業界は5四半期連続で上に行くか、ということになっていくかわけですが、それはなかなか難しいかなというのが1つあるんですね。でも今上位にいるものはまだ上がる可能性はあるし、下位にいるものはまだ具合が悪いという考え方もできるわけです。
ちょっと見てもらいたいのが電気なんです。電気は6四半期のうちの5四半期に渡って何も色が塗っていない。誰からも注目されていない、非常に小さい動きに留まって、一番直近の3、4、5月だけ+4.3%とようやくトップ10に入ってきたという。これがそろそろ半導体市況の底入れとともに動きが出るのが次の3カ月ではないかと思うんですね。
それからもう1つ、食料品ですね。食料品は2つ前が+11%、直近は+0.9%とあまり動きは無かったんですが、今ブルドックソースだとかちょっと前の明星食品だとか、M&Aが非常に活発になっていることと、物価が上がり始めているんですね。非常にこの物価の上昇というのが、マヨネーズが上がったり、コーヒーが、スターバックスや、プロントが上がったりというのがありましたので、この食品の値上げというのが食品株にプラスのインパクトを与えるんじゃないかと。さらにもう1つ、銀行セクターがあまり芳しい動きをだしていなかったので今後3カ月間で大きく動いてくる。
日経平均が動けば、ちょっと上にある証券セクターも動きがでてくるんじゃないかというのが、私が期待したい4つの業種です。