■マーケットウィナーズ(5/19放送)

テーマ:「厳しい状況が続く新興市場の中での銘柄選別」

ゲスト:中村孝也氏(フィスコ シニアアナリスト)     
 

中村氏:指数は結構な勢いで下がっていますけれども、そろそろですね、木を見て森を見ずでは ないですけれども、個別銘柄にちょっと目を向けていってもいい局面なのかなと思うんですね。


中村氏:それというのも、新興3市場の売買代金、1,000億円を下回る水準まで、かなり低水準まで低下してきているわけですよね。現在の新興市場はやっぱり売り圧力が強いというよりも買いがちょっと入らないというような状況であるのかなと思います。そうであるならば、買いが入っている銘柄の中からその銘柄をピックアップしてくるといいのかなと思うんですね。実際に今年1月ぐらいからですが、騰落率上位の中から更にそこから上昇するというような銘柄が目立ってきたのかなと思います。もともとやっぱり買いが入っているものですからその売り圧力が若干弱まれば、売買代金が多くて押し下げられるってわけじゃなくて、売買代金が少なくて下がっていくという状況だったら売り圧力がちょっと弱まっているわけですから、そのような銘柄はちょっと蓋が外れて上に上がるというような状況は十分想定できるのかなというふうに思います。上位の銘柄からやっぱり探したほうが効率がいいかなと思いますね。弊社フィスコですけれども、騰落率上位については点数を付けさせていただいています。どういうような点数かというと、騰落率のトップが100点、騰落率のビリが0点という形で付けさせていただいていまして、それを弊社のコミュニティサイト『φ(ファイ)』というところなんですけれども、そこで公開させていただいています。是非1度ご覧いただけたらと思います。


中村氏:騰落率上位20位ですので点数にすると80点以上の中からですね、今年に入ってから株価が急騰した銘柄というのを持ってきたんですけれども、買いポイント、今年に入ってからのボックス上方ブレイクを、ブレイク日としてその日付と点数もしくは高値までの上昇率というような形でまとめてきました。 横ばいであったものがいきなり株価がポンと上向けるということなんですけれども、アクロディアという会社を見てみると3/13に上向いてきました。この時の点数を見ていただくと98.9点ですから、騰落率もかなり上位にいるわけですね。すなわち、やはり点数の高い銘柄が更に上昇する銘柄というのもここから見てとれると思うんですけれども、やはりその点数の高い銘柄の中から株価が急騰する可能性というのは表からも比較的高いのかなという風な事が言えるかと思います。 けれどもやはり利益の成長が加速しているかどうかというのももう1回きっちりと見直す必要があると思いますね。 もう1つ、利益の延びが加速しているというのを見ていただきたいと思います。それについては前回、私が説明していますので、マーケットウィナーズのホームページのバックナンバー「4月14日」を見ていただければなと思います。 この2つの条件を満たしている中で私の目に付いたのがこの3つの銘柄です。


中村氏:1社目が富士製薬工業という会社なんですけれども、この会社は後発医薬品メーカーということになります。06年4月における薬価基準の引き下げだとかですね、あとはジェネリック医薬品の使用促進のための処方箋要旨の変更などが業績にやっぱり追い風になっている。株価も高値圏推移ということですね。新興市場銘柄とは思えないような動きですね。2社目はベルパークという会社です。この会社はソフトバンクを中心とした移動体通信機、携帯電話ですね。こちらも販売が主力になっています。想像していただければわかるんですが、ソフトバンク端末ちょっと売れていますので、これが業績に大きく影響していると。チャートもほとんど高値圏推移というようなこと言えるかと思いますね。これまた高値をちょっと抜けてくると面白いのかなという風に思えますね。最後なんですが、ニューフレアテクノロジー。これは4月にIPOしたばかりの会社でして、何をやっている会社かというと東芝機械グループの半導体装置メーカーなんですね。この会社も半導体というといい銘柄も悪い銘柄もちょっとまちまちになってきていますけれども08年3月期の業績予想というのは経常利益65.2%増益予想なんですね。これは07年3月の16.1%の増益からまた加速してますのでこれもちょっと面白いかなと、株価も高値圏にあるという感じですね。