■マーケットウィナーズ(5/12放送)

テーマ:「決算発表中間報告その2」

ゲスト:中央三井アセットマネジメント 運用部次長
    シニアファンドマネージャー
    田村 徳彦氏

    カネツ商事
    ファイナンシャルプランナー
    三次理加氏
 

鈴木氏:ゴールデンウィーク前に1度お届けしましたが、5月11日現在の決算状況がどのようになっているか、また同じような形式で見ていきたいと思います。前週は立会日数が2日間しかありませんでした。
その2日間プラスGW明け5日間の分で、3つのパターンに分けて見てみます。


鈴木氏:まずは第1のパターン。“今期は慎重です”というグループですね。今期07年3月終わったときの経常利益です。経常利益は非常に大幅に伸びているんですが、今期08年3月の経常利益見通しを会社側は非常に低めに見積もっている、という解釈です。
大体今は発表される会社、5社に3社はこのようなパターンの企業が多いんですけど、だからこれが普通といえば普通なんですけどね。この中株価が、それでも反応してますのは、山陽特殊鋼業ですね。今期は経常利益22%減益で出しています。ただ、これまでずっとこの減益見通しが嫌気されて、株価はもう既にずっと売られていましたので、 GW明けから株価はどんどん上に吹き上げたという状況になっておりますね。これが山陽特殊鋼業あたりの動きです。
株価で見ていくのは、決算発表が出て、マーケットが反応したという銘柄を重点に見ておきたいと思います。


鈴木氏:そして2番目のパターンです。これは、“今期がんばります”と。
先程とは逆に、前期07年3月はそんなに業績が良くありませんでした。しかし会社側の見通しとして、 今期08年3月は2桁増益です。ここで言う“がんばって”というのは2桁増益を主に頑張っているというふうに見なしていくつか挙げてみたいと思います。
帝人はすでに決算発表を受けて株価が大きく反応したり、沢井製薬も淡々と離したりしていますが、 ここで注目したいのは横浜ゴムですね。これは決算発表を受けて週末非常にこの軟調な動きを金曜日マーケット全体で出したんですが、ゴム、自動車産業と共に動いていく 横浜ゴムの株価は堅調な動きを示していたという状況ですね。


鈴木氏:そして3番目です。3番目のパターンとしてはこれで今、マーケットで1番喝采を浴びているというか注目を浴びている銘柄ですが、前期も今期も良いという銘柄群です。前期2桁増益、そして今期も2桁増益っていう銘柄群なんですね。
太平洋金属はニッケルの市況に連動して一貫して株価が上場来高値を更新し続けている。東邦チタニウム、住友チタニウムもそこそこ良かったんですね。オークマ、これも高値更新できましたが、見ておきたいのはローランドDGと太陽誘電です。どちらも電機セクターに属するんですが、ローランドDG、これ上場来高値を更新している銘柄ですね。2000年ぐらいから株式を公開してずっとこう階段状に高値を更新、高値を更新とし続けて今回決算発表を受けて今期も29%増益という非常に会社側の見通しとして今このご時勢で強気のスタンスをはっきりと押し出している。
そしてもう一つ、太陽誘電ですね。携帯電話の部品としてセラミックコンデンサーの需要が非常に強いんですが、同じことをやってる村田製作所は巨大な銘柄だけにあまり反応しないんですけど、太陽誘電は株価がずっと高値を更新してきた銘柄です。また決算発表を受けて再び動き出した、という状況になってますね。
「今期は慎重です型」「今期がんばります型」「前期も今期も型」の中では、慎重な会社が、先程ランキングでも出ていましたようにあまりにも売られすぎているのはチャンスが巡ってきてるなって考えたほうがいいように思うんですよね。中には厳しいものもありますよ。本当に今期駄目なものもある。けれども、例えばカシオ・横河電機と半導体のテスターの会社ですから、あとは計測器システムの会社ですので設備投資やあるいは半導体の製造装置の受注が増えるといずれ良くなるに決まってるっていう。それが会社側は慎重に慎重に見ているわけでストップ安まで売られるのはちょっと厳しすぎるなという感じがするんですよね。