■マーケットウィナーズ(4/21放送)

テーマ:「本格化する本決算発表で注目される業種・銘柄」
ゲスト:山田勉氏(カブドットコム証券 マーケットアナリスト)
 

山田氏:この時期ですからやっぱり、決算発表が始まるということですね。


山田氏:4月の最終週と5月の第2週・第3週にわたって、決算も動きます。例年この時期なんですが日程はこんな感じになっています。


山田氏:この棒グラフが東証で決算発表をする社数ですね。ピークが5月15日、302社ということで出てきました。3月末から45日以内に発表しましょうということになりましたので、ちょうど15日が45日目ということでこの日がピークになったということですね。月内で一山、5月の2週・3週が二山・三山というところですね。この時期の株価の特徴というものがありまして、決算発表ピークに向けて残念ながら株価が弱含んでしまう。というのがこの赤線です。こちらは3月末を100とした日経平均株価の推移ということなんですが、過去4年の平均値を取っています。ですからこれの見るとおりですね、4月当初までは高いのですが、5月はダメ。ダメと言いましても4%程度下がっているくらいですけど、例年こういう動きをするんです。決算発表が出てくる様子見というか決算を見てからにしよう、もうちょっと待っとこう、そういう心理が働くんでしょうね。世の中のほとんどのストラテジストが4月5月は株安だ、ダメだと物知り顔に言い誇っていますので相場の世界ってこれは逆にいくんですよね。ですから4月はほぼもう終わっていますから5月どうなるかっていうのが関心集まるのですが、大体3月高いと5月が安い。3月っていうのはいわゆる決算期待で買われて高いんですが、その失望から5月は売られる。それが繰り返されてますので、今回は3月下がりましたよね。3月下がったので4月の下げ落ちもほとんどなくて5月は強いんじゃないの、これが私オリジナルの読みです。ということでこちらを見てもらえますか。


山田氏:事前予想の乖離がそういうことを見なすんじゃないかということですね。今申し上げました、3月高・5月安が繰り返されてきてるんですがこれがなぜかと言いますと、その上の部分ですね。日経新聞がこないだ、今期は12%増益だと発表したんです。これはおそらくマーケットのコンセンサスも大体このあたりです。ところが4月の頭に発表になりました日銀短観、こちらのほうで大企業の07年度経常利益計画というアンケートがあってみんな答えてるのですが、これが0.6%減益なんです。つまり、マーケットとか日経新聞はその12%増益のつもりでいるのに、これから始まる決算発表は堅く堅く出してきますので下手すると減益かもと、このギャップが例年この4月5月の相場を混乱させるんじゃないかというのが私の考えです。つまり、決算がいいのが出てくるとなりますとそれに従って買物が徐々に集まっていくということで、今回の決算は非常に素直に買えばいいんじゃないかなと。いいものが出たら素直に買う。そういうシリーズに入ると思うんですが、注目点はこちらです。


山田氏:二桁増益業種というのが、電機・精密・機械・医薬ということで日経新聞に載っていました。さらに言うなら、私の見立てでいきますとセクター的に注目されるのは、プラント・造船、建機もそうですし重機もそうなんですが、あとハイテクの復活組ですね。今まで冴えなかったハイテクが何か足元しっかり株価も堅調に推移しだしているハイテクって随分出てきてるんですよ。それは今期の変化率、今期良くなるよというのを先取り株価のほうが上がり始めています。具体的には、ソニーとか富士フィルムとかですね。ですからその株価の動きのほうがやっぱり素直に出てますのでそういったものの業種、それから決算発表にはかなり注目が集まると思われます。

   

山田氏:2月末くらいからですね08年3月期、業績が良くなるんじゃないの?という日経新聞の観測記事が出た銘柄分をリストアップしてみました。CTCをはじめ、資生堂までいろいろあるわけなんですがやっぱり傾向出てるわけですよ。先程ハイテク云々言いましたけど、ハイテクでしたらアドバンテスト・ソニー・リコーとか入ってるわけですよ。それから冒頭に言いました造船ですと三井造とか入ってますし、商船三井なんて海運も入ってます。建機も日立建機・コマツ入ってますしね。ですからこういう業種はやっぱり同業他社も好調だろうというふうに見ていいと思います。