■マーケットウィナーズ(7/1放送)
テーマ:固すぎる!?今期予想からの上方修正
ゲスト:山田勉(カブドットコム証券 マーケットアナリスト)
 
山田氏:
7月の注目点は日銀の金融政策決定会合。これが13日、14日にありますので、ここのゼロ金利解除があるのかないのか、そこが1番の注目点なんですが、それ以外で言いますと、7月下旬から第1クオーターの決算発表が始まります。しかも5月にあった本決算発表の今期予想非常に固くでましたので、では、あの数字は本当に高いのか、それとも低く見積もって実際はもっと上ぶれるのか、というのを見極める第1回目の機会なんですよね。良さげなところがあれば株価の方もスルスルと先走るかなと。そういった観点で見てるといいと思いますね。過去4年の実績を見ると相当固いと言えると思うんですよ。

四半期決算というのが始まったのが2003年からなんですが、それ以降の、例えば2003年5月末に発表になった04年3月期の経常利益の増益予想というのは15%増と期初に出してて、1年後、決算してみたら26%増益だった。大体期初予想よりも10%ぐらい実績として上まわっているということです。
今回も5月の段階で1.4%の微増だと出しているんですが、去年の例からいうともうちょっと行くんじゃないのという期待が出てくるわけですね。
大企業ほど固めに出して確実に上回って上方修正してくる。これが信頼感を生むんだと、特に大きな会社ほどそう思いますので、例えばトヨタなんか大きな会社がバーンと減益を出すとその減益幅をみんなが埋めるのが大変なんですよね。ですから固め固めでどうしてもディフェンシブな数字が出てくると。
ですからこれを当然上まわってくるというのをこれから確認していくとこということですね。


過去2年の業績上方・下方修正が何月に行われたのかというのを棒グラフにしてあります。本決算が5月末までありますので6月から見てみます。第1四半期決算発表のある7月、8月でいいところは上げてくるわけですよね。1番多いのはやはり10月、11月の中間決算発表、ここでドカンと出てくる。
やはりこれから7月、8月の第1四半期で上方修正企業というのがどれぐらいでてくるのかというところが非常に注目点になりそうですね。


各社のアナリストの予想平均というのを統計上出しているクイックコンセンサスというのがあるんですよ。
クイックコンセンサスと会社計画を見比べてですね、乖離の大きいものほど上方修正期待が高いということですね。
クイックコンセンサスはよく日経のマーケット面に載るようになってきていますから。だんだんこれを使って決算数字を見比べるというのをスタンダードにしていこうという意図は見え隠れしますよね。


会社計画とクイックコンセンサスの乖離を見るわけです。
ここでは主な乖離率の大きなものを載せています。
トップが住友金属鉱山、会社計画800億予想に対してアナリストサイドは1,276億円とかなり強くみているわけですよね。もちろん会社が正しくてアナリストが間違っているというケースも多々あるんですが、それでもマーケットがこんな風に見ているということで、これからの決算を見ていく上で非常に参考になるだろうということです。