■マーケットウィナーズ(5/27放送)
テーマ:高決算でも大幅下落銘柄、3割超増益最高益更新・割安銘柄
ゲスト:鈴木一之(インフォストックスドットコム チーフアナリスト)
    山田 勉(カブドットコム証券 マーケットアナリスト)
  鈴木氏:特にこの調整過程で大きく下げてしまった銘柄。例えば4月の末から、一番最近の株価の下落率を東証1部だけに関してワースト100まで出してみると、そのうちの8割が、やはり何だかの業績の下方修正、あるいはマーケットの予想数字に未達だった会社がやはり株価大きく下げてますね。ところが、100社のうちの20社ぐらいは、業績が良いのに下げてるという銘柄があるんです。そういうものっていうのはいずれ反発してくるんではないかと思いまして、下げの大きい銘柄の中から、業績のしっかりした銘柄を探してみたのがこのリストであります。

  1位のバルスという小売関連ですね。それからURBAN、いろいろ問題ありましたけど、業績自体は非常に堅調なんですよね。そして代表選手はコーセルだと思うんです。電機セクターではありますが、携帯電話の基地局に使う電源装置を作っている会社です。5月決算でもうすぐ決算発表される会社であるんでしょうけど、今回の下落の過程で下がってしまった。ところがソフトバンクがボーダフォンを買収して、なかなかボーダフォンのキャパシティーが繋がりにくいという。キャパシティーが不足して、それを改善するために、例えば基地局を1.5倍にするとか、ドコモはauを追撃するためにナンバーポータビリティーを控えて、そのFOMAの為の基地局を今年度で6,400億円追加投資するとか。そういう基地局や中継局を増やすという設備投資が大きく出てくる予定なんですね。そのときにおそらくその需要を、デンセイ・ラムダとコーセルが受けるはずなんですが、そうなると業績というのはそんなに不安はない。輸出もやってないから為替もあんまり関係ない。こうなると少しずつ元のレベルに近づくくらいまでは戻してしかるべきではないかなという気がする銘柄ですね。もう一つは11位〜20位まで。


 半導体の東応化。あるいは荏原、今談合問題で叩かれていますが業績は非常に好調なんですね。ずっときて素材関連の太平洋セメント。ここらへんも素材というだけで最近売られてきてしまっているんですが、やはりまだ大きな動きは無いんですけど少しずつ元の鞘にマーケット全体が戻るという前提に立てば、十分狙っていけるんではないかと思いますね。これが1つ。それからリストにはないですが、JFE HD的な銘柄。要はこの下げ相場で全然下げてない銘柄というのが1部あるんですね。その代表選手は東芝だと思うんですよ。東芝の株価というのは、今回ハイテク株が非常に軟調な動きを出す中で、ゴールデンウィーク明けから確かに下がってはいるんですが、他の銘柄の下げに比べて、非常にプラスメモリが堅調で、上昇トレンドがしっかりキープしているんではないかと思うんですね。こういう銘柄の代表選手が、他にも、例えば電機でしたらパイオニアですとか。あるいはニコンですとか。あとはヤマハ。音楽のヤマハですね。これは携帯電話の音源IC、和音を奏でる半導体はヤマハが作っていて、携帯電話が出るときというのは、このヤマハの動きなんかがあります。外国人好みの銘柄ですね。ですから、狙っていくとすれば、どちらかです。大きく下げた銘柄、またはこの下げ相場でも下げていない銘柄。という感じでしょうかね。

山田氏:数週間前に、決算発表時期はピークに向けて株価は弱含むが、決算のいいものは決算相場で走るんだと、いうことを申し上げました。世が世ならこういう銘柄が走っていたはずなんです。ただ全体相場が下落したが故に安く買えてしまうということで、むしろ狙ってみると面白いのかなということです。


 このリストは、今期3割増益で最高益更新、しかも会社情報からの決算発表数字の乖離がでかいもの、サプライズの大きかった銘柄のリストになっています。これが1位〜7位ですが、ここにまたURBANが入っていますね。今期の数字がかなり強めですのでね。そして2枚目のこちらを見ていただきたいんですが…


 比較的大きめの銘柄が並びました。東邦鉛、三菱レイヨン、ニコン。三菱レイヨン、炭素繊維ですね。東レとか、東邦テナックスなんかと同様に炭素繊維の大手ということですが、押し幅も小さいということで、修復はかなり易々といけそうだなという感じがしますね。そして、ニコンです。これも崩れない銘柄ですよね。去年の年末に発売したD200というデジタル一眼ですね、あれがまだ好調であると、3カ月待ちだというような話ですよね。いい銘柄は相変わらず強いということは言えると思いますね。

鈴木氏:強い銘柄が押し目をつくるというのは、これぐらいのマーケットの調整がないと、押し目をつくってくれないんでしょうね。