■マーケットウィナーズ(4/29放送)
テーマ:米国株から学ぶ今後のマーケット
ゲスト: 鈴木一之(インフォストックスドットコム チーフアナリスト)
 NYダウが6年ぶりの高値に進んでまいりました。NYダウというのは30銘柄で構成されている、正式にはNYダウ工業株30種という銘柄なんです。この30銘柄の中で何がNYダウを押し上げる原動力になっているのか、それを探してみたいと思います。

 今年に入ってから以降の動きなんですが、これを30銘柄ごとに見ていきたいと思います。3つに分けると一貫して上昇している銘柄というのがあって、1つはボーイングですね。NYダウ採用銘柄では代表選手で、ボーイングの株価が非常に顕著です。


 NYダウ30銘柄を3つのパターンに分けました。一貫上昇、あるいは高値圏にある。2番目として底入れ反転してきている銘柄。3番目として軟化傾向にある銘柄、強い相場なのに株価は下がっているという銘柄。この3つのパターンに分けたわけですが、まず1つはボーイングですね。


 今年にずっと入って上がってきている。上がってきたんですが、ただ、注目ポイントはここ直近です。このネタをお話しようと思ったのが、3月24日、25日ぐらいでして、これは27日までのデータで作ってきているんですが、3月26日、27日とちょっと下がってきているのが気がかりなんですね。ボーイングと同じように上がってきているのがアルコアとかキャタピラーとかデュポン、あるいはスリーエムという、どちらかというと完全に素材セクター、エネルギー価格が上がる。あるいは中国需要が非常に高まるという理由で上がってきた銘柄が多いように思います。次は軟化傾向。株価は高いのに、逆に個別銘柄では下がってるっていう代表選手が、このウォルトディズニー、あるいは、ホームデポというどちらかというと消費関連。

 ウォルトディズニーは、年の途中までは良かったんですが、3月20日ぐらい。日経平均が、だいたいこの頃から上がり始めて今下がってるって状態ですが、3月の20日前後を境にずっと下がり始めてしまっている。こういう傾向にあるのが、消費関連株に多いように思うんです。アメリカで長期金利が5%を超えて上に上昇してきている。あるいは、これまでずっとドル高でしたので、コカコーラとか、あるいはマクドナルドという多国籍企業がドル高でダメージを受けるというイメージを受けますね。そしてここにきて底入れ反転。ディフェンシブセクターが目立って浮上してきているように思えます。プロクター&ギャンブル、あるいはジョンソン&ジョンソン。


 ずっと駄目だったのが、NYダウの6年ぶり高値に突き押されるような形で、ここにきて反転してきているという動きです。

(岡崎氏)3つに分かれているんですが、それでもつい最近小さな兆しが見えてたという点がありましたよね。何があったかというと、1つは中国で金利の引き上げがあったということです。中国からの需要が減るんじゃないかという懸念が生まれたということ。もう一方ではアメリカでそろそろ利上げが終わるかもしれないということ。金融政策が違う方向を向いているんです。この辺が実はとても大事で、3つに分けてますけども、1番今まで弱かったところっていうのはみんなが知ってる会社なんですね。ディズニー、コカコーラ、ウォルマート、アメックス、マクドナルド、なぜかというと消費で、身近なもので小売。逆に、一貫して上昇してるものっていうのはどちらかというと古い会社が多いんです。それが今までの流れだったわけですから、そろそろそれが金融政策の転換点を向かえるとともに小さな兆しが見えてきたのかなと。アメリカの金融政策、これでほんとに利上げがそろそろ打ち止めになると、今までとはガラッと違うマーケットになると思います。