■マーケットウィナーズ(4/1放送)
テーマ:リターンリバーサル
ゲスト:鈴木一之(インフォストックスドットコム チーフアナリスト)
小回り三月と昔からよく株式市場では言っておりまして、大回り三年とも続けて言われるのですが、小さなサイクルは3カ月ごとに変わる。大きなサイクルは3年で変わる。他人の人気は3カ月も続けばそれ以上はなかなか続かないもので、人気離散が3カ月も続けば、次の新しい上昇相場に3カ月ぐらい入るという3カ月のリズムがあると言われているんですね。それを調べてみました。

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3カ月投資.pdf

 東証上場の33業種を3カ月ごとに区切り、小回り三月、いま丁度、1−3月が終わったところです。ランキングは業種別の値上がり率ランキングです。33業種の内、上位トップ10を赤色、ワースト10を青色でマークしているわけです。04年9月から04年12月とあるのは、9月末と12月末の数字を比較し、%とランキングを出してますのでこのような形になります。3カ月ごとに上がったものが赤色、下がったものが青色。小回り3月といいますと、これが繰り返されるというのが理想なんですけれども、なかなかそうはならないです。

例えば鉄鋼。04年の10−12月は第30位。ところが次の3カ月は5位、次は24位。その次は1位、26位、そしてまた1位と、上げ下げを3カ月ごとに繰り返しているんです。ですから駄目な3カ月のときに買っていれば、次の3ヶ月に上がって、このまま続くだろうと思ったら、その次の3カ月は意外と不調で…。これをリターンリバーサルと言いますが、3カ月をリターンリバーサルで、機関投資家もバリュー株ファンドなんかはこの傾向をみて投資していると言われますね。

これでいきますと、去年の後半、8月の衆議院選挙以降というのは1本調子の上昇でしたので、連続して上がるっていうのが特に目立っているんです。例えば総合商社の卸売っていうのは赤色がずっと続いている。あるいは、機械というのは、ずっと外国人投資家が買い進んできた。逆にハイテクの電気、自動車、トヨタは頑張ったんですけどね。その他、精密っていうのは去年1年間ほとんどいいところが無かった。目立ちたがり屋と、地味な子ってクラスにもいますもんね。

岡崎氏:地味な子は化学ですよね。全く上位にも下位にも顔を出さない。静かにしているのがこの化学で、例えば倉庫とか、証券というのは目立ちたがりなんですよ。良かったり悪かったり、必ず赤色、青色。とにかく毎四半期に色が付いている。暴れん坊っていうやつですね。

鈴木氏:これで見ると、1番最近の1−3月期赤色だったものは、ひょっとしたら次は青色になるかもしれない。そして、この1−3月期青だったものは、次は上位にくるかもしれない。それで言うと、内需系の銘柄が、どちらかと言えば、この1−3月期は青色になりがちで、素材系の銘柄が赤色でしたので、ですからこの小売というのが、次の4−6月に賑わってくるんではないかという気がするんですね。

岡崎氏:昔からこういう癖っていうのは相場には付き物だったんですよね。こういうサイクルを見ながら、3カ月ぐらいで今まで調子が悪かったけども、今度はいいだろうという中から銘柄を選んだり、でも、私はどちらかというと、気が長いわという人は、地味でしたけども、あまり目立つことのないセクターの中から銘柄を探して行く。例えば化学なんていい銘柄たくさんありますからね。そういう自分のスタンスですね。やや気の短い人はどんどん暴れん坊から選んだ方がいいかもしれません。そういう自分にあったスタイルのものを選んでもらったらいいかなと思います。