■マーケットウィナーズ(12/3放送)
テーマ:ボーナスは出遅れ買い
ゲスト: 山田 勉(カブドットコム証券 マーケットアナリスト)

 今まさに株式ブームですよね。新しいお金が次から次へと、自分の後ろから入ってくるという状況ですから、そんなに難しく投資を考える必要がない、すごいハッピーな時期なんです。というのも、このハッピーな時期を迎えるまでに10数年かかってるわけで、ようやく世間のお金、ガガガッと株式市場の入ってきてるということです。では、今1番考えるべきは、自分の後ろに入ってくる人は何を買うのかとうことですよね。自分より後ろの人が何を買うかって考えたときに、やっぱりメジャーな銘柄を考えますよね。例えば、カブドットコム証券でも、プチ株なんていう初心者向けの商品があるんですが、やはり人気トップといったらトヨタです。やはり多くの人が株式投資を始めよう!じゃぁ何?と言われた時に1番はじめに思いつくのがトヨタということなんですね。トヨタでもいいと思うんです。トヨタとかキャノンとか、皆が知っている一流の株を早く買っておこう。これが1番安全で、尚且つとれるんじゃないのかなという風にお話しますね。巨大なお金が入ってきてますから、マニアックな銘柄よりは皆が知っている安心銘柄でいくのがいいと思いますね。


 現在、これは簡単な上げ、下げ、上げっていう相場を表したものですが、投資を考えるときに1番基本になるのは上げ相場は買い。下げ相場は売りですよね。では、上がって下がる時の下がりっ鼻を売るというのが1番安全ですよね。一旦、上げが終わりそうだなというときに、一旦おりて利益確定をしておく。そして再び戻ってきたときに買いなおせばいいということですね。こういうのをきちんと守れば株式投資というのはかなりリスクを抑えられるということは言えると思いますね。安値高値、安値高値と切り上がっている間が上げ相場。一旦、安値高値と切り上がったのに安値が切り下がる。前の安値を切り下がったところでトレンドが変わったんじゃないの?という判断からここで利食うというのが一つのアイデアです。上げもやはり高値安値が切り下がってきてるのが、ここで初めて高値が切り上がったと。赤印をここで上回ったと。ここで今まで売ってたポジションを買いに戻すというのが基本ですね。上げ相場は買いでとる。下げ相場は売りでとる。というのが基本になります。


移動平均を使ったやり方ですね。移動平均より上にある時代が上げ相場。移動平均より下にある時代が下げ相場。では、この上がって下がるこの境目のところ、移動平均を下回ったときに利食う。利益確定売りをする。これが基本になります。先ほどと同じような理屈ですよね。


同じようにトレンドライン法というのは、上げ相場の下値指示線、トレンドラインを初めて下回ったら一旦おりると。こういうやり方も有効だと思いますね。ですからトレンドラインの上が上げ相場で買い、トレンドラインよりも下が下げ相場で売りということで、このポイントで売る。このポイントで買う。こういった投資行動がリスク管理に非常に有効だと、いうことは頭の隅に置いておいてほしいなと思います。 こういうことを頭にいれながら、現在の相場はどういう状況なのかというのがこちらです。


これはTOPIXのバブル崩壊後以降の足取りですね。上がった上がったとは言え、このレベル。1番強調したいのがやっとTOPIXで1700強から1200ぐらいのレンジの中に現在ようやく半ばまで戻ったということですね。過去見てみますと、大体どの局面でも1年間、1200から1700強に上がるまで、一年間くらいの時間がかかっているわけです。ということは今回も、1200から1700強ぐらいまで、1年ぐらい上げるんじゃないのということはとりあえず考えてもいいんじゃないかなと思うんです。ということで、足元上がった上がったと、確かに高値警戒感あるんですが、まだ前半戦だと、まだ前半戦で、後半戦が残ってると。おそらく後半戦はこの3カ月以内だろうと、言うことで考えていいんじゃないかなと思うんです。 ですから、後半戦に狙うのであればまだ上がってないやつですよね。上げたりないやつを狙えと。それが1つのポイントになると思うんです。つまりボーナスは出遅れ買いということですね。一旦上がった銘柄っていうのはなかなか手が出にくい。落ちるんじゃないかな。落ちるんじゃないかな。実際落ちてみると、「あー失敗した!」と皆が思って、せっかく投資して色々考えていたことえをみんな諦めてしまうんですよね。ですから、最初はメジャーな銘柄でまだ上がってないやつをいったらいいんじゃないのっていうのが非常にシンプルなアイデアだということで考えています。条件はこちらです。


 まず、時価総額5000億円以上というのは日本を代表する大きな会社ということですよね。PBR3倍以下。PER18倍以下。というのはそれなりに割安ということ。それから3月末も徐々に迫ってきていますので、配当利回りせめて1%はもらおうよと。 そして最後に直近3カ月値上がり率が低いものは何かな?ということでランキングをしてみたのがこちらになります。


 30万円コースです。直近3カ月の騰落率、上げ率が小さいものからランキングしています。この間日経平均が2割上がっていますので、2割以上上がってるっていうのがこの黄色いところです。黄色く塗りつぶしているところは、2割以上上がっている。三菱商事なんかは5割上がっているわけですよ。それ以外で出遅れ銘柄を探してみたのがこのリストになりますね。トヨタがめっちゃ上がってるのに日産っていうのは今1つなんですよね。全体相場は、この前からブワーッと上がっているのに日産はもたついているということで、PERも割安だし、配当利回りは高いし、面白いんじゃないかという感じがします。ドコモも配当利回りが2%を超えているということでいいんじゃないのかなと思うんですけどね。


 次は50万円コースです。全体相場が2割強上がっているというのにマイナスの銘柄も中にはあるということです。下の黄色いところですね。JFE、新日鉄、神戸鋼、3割4割5割、軽々と上がっているのにも関わらずこの上の方は大して上がってない、新日鉱HDは、石油株ということで、WTIが落ち着いたということもありますが、実はこの会社は銅も強いんですね。ですから現在割と押し目になっていますので、先ほど言いましたトレンドラインを上抜いたら買ってもいいんじゃないのという瞬間が近づいているかもしれない。ですから色んな条件が整いつつあるかなという銘柄です。 やはり今年の、特に8月以降のブル相場というのは鉄鋼株と銀行株が牽引しましたから、軽々と5割とか4割上がっているわけですよね。


 次、もうちょっと値段が張りますが、こちらが70万円コースです。 1番下のトヨタを見てください。日本で1番大きな製造業、時価総額も最大です。ですが、3カ月で4割上がっちゃいました。トヨタが上がっているのにホンダはどうしてなの?っていうことで、ホンダもさすがに出遅れ感が歴然としてますので、追っかけ始めてます。ですからそういった目線で上がってないのは何かな?と見るのが結構有効だと、いうことだと思います。トヨタとか、キャノンとかっていうのは日本を代表する企業ですからね、そういう株があれだけ上がってるというのはいかに日本の今の相場が強いかということを象徴してるんじゃないでしょうか。 こういう機会には、1つと言わず2つ買ってほしいんですね。なぜ2つ買うかというと1つは確かにいい銘柄。上がる銘柄を買いましょう。もう一つはその組み合わせ、分散を一つ考えて、賢い投資をしてもらいたいですね。