■マーケットブランチ(4月23日放送)
テーマ: 弱気相場の投資法
ゲスト:山田勉(カブドットコム証券)
 

この程度の下げは年に1回2回あるようなことで、実際たいしたことはないというようなお話です。


 

このピンクの部分が急落局面ですが、それぞれ信用買い残が積みあがったところに海外市場の波乱という悪材料を受けて急落という局面、だいたい弱気相場は1ヶ月と書いてますが正味で言いますとだいたい2週間程度ぐらいでそれぞれ過去は収束したということです。
需給悪化ということがいつも言われるわけですが、外国人買いの鈍化とか、信用買い残とか、回転売買が疲れたとか色々言われますが、この程度の下げはよくあることでそんなに騒ぐほどのことじゃないという話です。


 

さらに、この道はいつか来た道、ちょっっと古いんですが、
昨年5月の下げ相場に今回の局面も非常によく似ているという話です、昨年の場合ですと12000円のところから一気に落っこちて10500円、そこで底打ちしたわけですが、今回は12000円のところに至らずに落っこちまして10770円まで落っこちたということで、昨年は5月今年は4月ということですが、5月はヘッジファンドの決算ということがよく言われまして、去年はまさに5月だったわけですが、今回はそれがやや前倒しで落っこちたということがいえると思います。
これが、去年のように綺麗に戻るかということですが、やや難しい可能性があるというちょっと暗めのお話です。シナリオにおいて下方修正が必要なのかなといったような具合が見られます。


 

例えば外部要因ですと、従来米国は安定的に成長を続けると見ていたのが急ブレーキがかかるかも、というような感じになってきました、中国の高成長といったことにも1−3月のGDPがでまして9.5というべらぼうな数字がでてきましたので、これは金融引き締めの予感を感じさせてしまいますので、そのあたりでやや強気には見にくいといったところですね、また日中の対立もあります。
一方内部要因といたしましては国内、緩慢ながらも回復とこれまで見られていたのが、『外儒・IT不振ならブレーキがかかるかも』といったような見方がやや台頭してきています、世銀・IMFとも日本経済GDP0.8%へと伸び率を下方修正したというのもやっぱり懸念材料です。


 

現在の局面というのを考えますとゴールデンウィークが接近しているというのが1つ大きいこと、また決算発表がこれから始まるというこの2つの要因でなかなか正面きって買いにくいといいますか、見送り要因の方がむしろ多いというか、むしろ儲かってるならこのままゴールデンウィーク入っちゃいたいというムードがマーケットに漂ってますのでこの局面投資といった考え方でいいますと、上の方のNY安、株式需給の方の良し悪しで見ますとオレンジのゾーン、NY安だし、国内の信用需給が悪いという事でオレンジの辺りが意識されるということで、守りの局面ということになるわけです。まずバリューから考えようということで、じゃあ一体なにが割安なんだというのをスクリーニングしてみました。


 

5−6月決算もので自己資本比率が65%以上、配当利回りが1%以上、時価総額100億以上というのはまあまあのスケールという意味です。それからMAPR、これは以前にもやりましたM&Aパフォーマンスレシオというやつですが、時価総額の半分を買ってその会社の利益剰余金―有利子負債というのをゲットするとしたときに、その投資パフォーマンスを算出したのがこの数字ということです。それから見て割安と思われるもののスクリーニング結果です。
最近は、下がる局面もありましたが、この中にはほとんど下がってないような銘柄もいくらかあるということで、やはりバリューからの株価の下支え効果というのはかなり効いてるということが言えると思います。


 

割安銘柄こういったところです。5月6月決算ものということですから配当取りということも狙いますし、増配期待ということでも狙いますし、そもそもバリューが安いといった辺りで投資ファンド等の買いも見込めそうだと言ったような銘柄がこういった銘柄です。


 

小型株ですが、日経平均よりもジャスダック平均は遥かに高値頑強だと、下げが小さいということで申し上げましたが、やはりゴールデンウィークに向かって本格的に大きなお金が動きにくいといったような状況ですと省エネ相場になりがちですね。省エネ相場となりますと限られたお金が突つき回しやすい銘柄に向かうと、たぶん「萌え」もその走りだと思うんですが、私でしたら経済のファンダメンタルズ、あるいは個別のファンダメンタルズを考えますと、この3つの切り口からこういった銘柄が面白いんじゃないかなということで考えています。
個人情報保護法うんぬんということも以前お話しましたが、明光商会ですね、だからアミューズメントでは「萌え」「萌え」「萌え」よりはもうちょっと一般向けなブックオフとか第一興商とかそういった辺りですね。それからネット、ホリエモンがネットと放送の融合ということで一段と注目を集めつつありますが、実態経済自体としてもネットのフロンティアというのはどんどん広がってきていまして、その中では広告代理店、サイバーエージェント辺りが注目できるのかなということで考えています。