■マーケットブランチ(4月16日放送)
テーマ: 急騰するIPO銘柄の法則
ゲスト:中村孝也(フィスコ アナリスト 株式担当)
 

今年に入ってから11日まで43社が上場したんですけれども、
そのうち、初値を上回っている銘柄数っていうのは13社しかないんです。
現状はIPOの初値が高くなって、その後、さらに上がる銘柄っていうのは非常に少ないと認識しといてもらったほうがよいです。
中でもガンホーみたいにどんどん上がっていく銘柄が出て来てしまったので、一部加熱している銘柄が非常にマーケットの注目を集めている状況です。


 

IPOした銘柄の株価が高いものを並べてきました。
今年もそうですけども新興市場のテーマってやっぱり大型分割。
今年に入って初値が高かった銘柄、公募株価の銘柄がどんどん上がるような状況になったのかどうか。初値に対して株価がどれくらい上がったかどうかということですね。これ見ていただくと、100より上が初値を上回っている銘柄100より下が初値を下回っている銘柄ですね、強弱まちまちです。
やっぱり初値より下がっている銘柄もありますし、初値より上がっている銘柄もあると、これから言えるのは分割期待銘柄というのは参考程度に見といた方がいいなと言えます。
ちょっと前でしたら、ガンホークラスのように瞬間的にも2000万円、一株単位で2000万円つくるような銘柄でしたら、もっと早い段階で1:5とか1:10とか出てたはずですよね。
極端な株式分割をやめるようにという通達が出たりしてますので、ガンホーあたりに分割など発表されずにそのまんまストレートに上がってるという感じです。


 

公募価格に対して初値がどのくらい上がったのかというもの、騰落率ベスト5
です。吸収資金額と公募売り出し株数が小さいものですね。これというのがよ
く上がったんです。
例えば一株一人に行きわたったとしたら1000人しかいないわけです、やっぱりそういうのは投機的な対象になりやすかった、ということがこの表か
ら言えると思います。


 

逆にですね、上がりの悪かった銘柄はどうなのか、これは一概に言えませんが、やはり公募売り出し株数が多いもの、もしくは吸収資金額が多いもの、というものが目立つ結果になっています。例えばジャスダックのナルミヤ、5位ですけど、それでも初値と公募価格を比べると176%ですから、2.7倍位にはなってるって事です。初値をつけてれば高値までの騰落率が0.5%、初値天井だということですね。


 

初値のPERですが、PER高いものがさらにどんどん上がっていったんです。
ワースト5の方なんですけど、PER低いほうが全然上がらなかったと、株価
の常識からまるで逆のことが起こっているんですね。
まとめますと、(1)吸収資金額が15億円以下ということ。(2)初値の騰落率が100%以上。ですから急騰した銘柄がさらに急騰する。
最後に付け加えるなら、(3)高PER、高株価、一株単位。こういうものがどんどん上がってしまう条件に当てはまっていたということですね。
また、機関投資家からしてみればPERの低いものを買うようにできてますし、とてもベスト5というのは買えないんです。だから今加熱しているものは個人投資家主体でどんどん上がっている。ですので、急落のリスクというのは注意したほうがいいと思います。


 

注目のIPOは、先ほどの3つの条件にあう銘柄です。直近のIPO、すでに上場してるものと、今後出てくる銘柄になりますね。昨年の12月から今年の2月初めまでのIPO空白期間で、マザーズ指数が右肩上がりになってるわけです。ゴールデンウィークでまたIPOはお休みになります。年末年始ほどの長さじゃないですが、直近IPO中心に投機的な資金がマザーズ、もしくは直近IPOに入ってくる可能性はありますね。