| ■マーケットブランチ(4月9日放送) | ||||||||||||
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| 日銀短観というのは、幅広い内容を企業の経営者に聞いてる統計でして、今回は、日本経済の姿を素直に示した短観だったと思います。短観は、アンケート調査という点、実際の数字を集める係数調査の2面性があります。 業況判断指数DI、これが一番メジャーな統計なんですが、これは典型的なアンケート調査で、業績のように数字を積み上げたものと両方あります。 100人に聞きましたですから、そのときのムードですとかそのときの経済が、これで結構数字が動きます。今回は典型的なパターンだったと思います。 |
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| 今回、大企業、製造業業況判断DIが予想を下回ったというのがサプライズだったという風に言われてるんですけども、結果的に14になります、市場予想が22でしたから下振れしたということなんですが、実はこの12月に3月どうなるかという風に企業に聞いたときは15だったんです。悪くなりますよと言ってた。実はその通りになったというだけなんです。その間、1月の鉱工業生産とか少しポジティブな材料が出て、市場参加者のマインドが少し上がった。景気は良くなったと、踊り場を脱したんだと。しかし、実はまだ踊り場の中で右往左往しているとこだというのを改めて確認したということですね。 非製造業のほうはほぼ横ばいですので、内需は良くなってるわけではないけど悪くなってるわけでもない。素直な数字でした。ですからサプライズは瞬間あったけれども、ほぼ織り込んでたということでしょうね、 では、なぜこんなに落ちたのか?サプライズが有るか無いかは別にして結構落ちてますから、この大企業が悪化した要因ですが、日銀短観にはいろんなアンケート項目があり、業況以外でも販売価格が上がってますか?とか質問があるんですね、その中で大体答えが出てきます。 |
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一番大きいのはおそらくIT関係の在庫調整が遅れてるという点、これは電気機器の製商品在庫判断DIの悪化で分かります。日銀の福井総裁はIT関係の在庫調整の進捗に自信を示してますが、ちょっと予想より遅れてるなというのが現状です。 もう一点。外需の鈍化です、やはり日本からの輸出が数量的に鈍化しています。 これは海外の製商品需給判断DIという指標がありまして、そこで確認できることです。もう一点これはやはり一番去年今年と日本経済のネックになっているところ、原料高・製品安、川上はインフレなんだけれども川下はまだデフレだということですね。 これは仕入れ価格判断DIと販売価格判断DIという統計、を見ると良く分かる。これが一番厳しいかもしれない。企業の景況感がマクロ経済世界どうですかではなくて自分の会社がどうだっていうアンケートなんです。そしたら悪くなってしまったと。 |
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| 一方で良い点もあるんです。こちらをご覧頂きますと、構造的に良くなってきている点では雇用関係が良くなってきていると、これまでだいぶリストラも進んできまして循環的に景気も底を打ってくる中で雇用が良くなってきたという点、あともう一つは設備投資が底堅いという点です。機械受注もいっそう上回る形になったのですが、こういったところも構造的に良くなっている点。 人が多いですね、設備が多いですね、借金が多いですねと、3つの点が良くなってきたということでしょうね。 |
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では、ここから先どうなるでしょうかということを考えた場合にやはり一番の焦点は4月ですから企業分析だと思います。短観では企業分析に関しましては数字を集計しております。これに関して見てみますと今マーケットおそらく2005年度は小幅増益だけれども下期に急回復するだろうというのを読みにいってるんだと思います。2005年度計画、全産業小幅0.2%増益と、短観とちょっと他の統計と違うんですけど、製造部の1.1%増益と、小幅増益なんですが、上期、4月から9月までは軒並みマイナスです。減益です、上期は減益だけれども、下期に増益に転じて、通期では着地はピタッと横ばいよりちょっと上で止まるというのが企業が想定している姿です。 マーケットは足元はちょっと厳しいし、上期は駄目だと、これはもう分かった話だと、織り込ましたと、下期に急回復しますねというのを織り込む形で、特に電気あたりは上期マイナス23%、下期プラス26%、V字回復ですね。 ところが、今のこの3つの製造業取り巻く環境、結構しつこい。原油も高止まりした場合どうかとか、価格が本当に上がるの?やっぱりいつまで経ってもやまだ電気行けば安く買える。それ考えると私はV字というよりはVから緩やかな回復にとどまった場合に、やはり下期の見通しは、夏場にかけて出てくるリスクはあるんだと思います。 ですから相場全体としたらボックスを大きく抜けるのがまだちょっと時期尚早かなっていうのが、今回の短観の結論という風にみてます。 | ||||||||||||