■マーケットブランチ(11月27日放送)
テーマ: 年末にかけて個人投資家の動向に注目
講 師:
村瀬智一(フィスコ アナリスト株式担当)
需給面では11月25日のアメリカのサンクスギビングデー(感謝祭)からクリスマスシーズンまで、積極的な資金が日本に入りにくいという見方があります。国内向け機関投資家も12月第2週には先物の限月交代があるため、それ以降は積極的なポジション取りにくる可能性は低いと考えられます。従って年末は個人投資家中心の物色が強まり、長期よりは1カ月間の短期売買を繰り返すというのがトレンドになると予想されます。


こうした状況下で、注目銘柄を上記条件から考えてみました。
表は信用倍率の低い銘柄です。つまり買いよりも売りが勝っていて、しかも移動平均より抜けていることで買い戻しの期待が持てる銘柄です。


次に信用買い残が多く、売りも膨らんでいる銘柄、つまり売り買い共に信用の厚みが増している銘柄に注目しました。信用倍率6、7倍というケースも多いですが、逆にこれだけ参加率が高いと値動きが期待できます。年末までは短期資金の需給バランスが非常に大切になってきます。

もう少し長いレンジで注目しているのは、為替の円高傾向から内需関連を中心にした銘柄です。NTTが3000万件を2010年までに光ファイバー通信回線化する計画を打ち出しました。5年間継続しますので、この設備投資関連株は安定した収益が確保できるため比較的長期にわたって期待できます。NTT系通信工事会社は、地域ごとにシェアを確保すると思われますから業界内の競合はまずありません。