■わくわく投資アカデミー(10月30日放送)
テーマ: 同業種出遅れ株の優良銘柄
講 師:
鈴木一之(インフォストックスドットコム チーフアナリスト)

ここ最近、相場は不調ですが、その中でも過去3カ月間で値上がりした銘柄を選び、その同業種の出遅れ銘柄を探してみました。
まず資源株です。三井鉱山が9月中旬から上昇し、AOCホールディングスは上昇・下降を繰り返しています。そこで、帝国石油に注目です。天然ガスの鉱区を持っていて、かつ最高益を更新している企業ですが、10月も横ばいになっており非常に割安感があります。

 次は化学ですが、中国でビル、住宅ブームが起きて下水管や雨どいに使われる塩ビ管の需要が高まったため、塩ビメーカーの東ソーが買われました。塩ビ管メーカーのトクヤマや、国内専業の塩ビ管メーカーのアロン化成は10月まで横ばいで、まだ上がり足りない感じがします。

 第3番目は窯業で、中でも鉄鉱の補修に使う耐火煉瓦を製造している企業に注目しました。鉄鉱が今業績好調ですが、その高炉を補修・修理しています。9月半ば、黒崎播磨は業績の倍額修正を行いストップ高になりました。品川白煉瓦、TYKも同じように好業績ですが、8月からほぼ横ばいで出遅れています。

 4番目は商社です。総合商社の三井物産は、ブラジルのリオルセという世界最大の鉄鉱石メーカーの株を15%保有、資源株の位置づけで先行しました。しかし10月中旬になると三井物産はゆるやかに下降、上昇した豊田通商に追い抜かれました。豊田通商とトヨタが経営再建を支援しているトーメンは、出遅れているという感じです。
 これらの懸念材料としては、10月28日に中国が利上げを発表したことです。上記4セクターは中国経済に深く関係していますので、利上げによって中国経済がどうなるかが気になるところです。