■わくわく投資アカデミー(9月18日放送)
テーマ: ハイテク株を見直し有望銘柄を探す!
講 師: 山田勉(カブドットコム証券 マーケットアナリスト)
 第1四半期の決算発表後、ハイテク株はほとんど省みられず、鉄鋼、海運、低位株が人気でした。そこで秋以降にハイテク株のリカバリー局面があるならばどこに着目すべきか考えました。現在の上昇している銘柄から、その先の相場、あるいは次のハイテク相場の先駆株を探ります。


ハイテク株の値上がり率ランキングです。経常利益50億円以上の銘柄が8月17日から4週間で、どういうパフォーマンスをしたかというものです。このランキングには3つの特徴があります。

第1は、HDD関連銘柄の値上がりが目立つということです。HDD用モーターが好調の日本電産、HDD用磁気ヘッドのTDKをはじめ、日立、東芝などもHDD関連です。本来はパソコン内蔵部品でしたが、アイポッドやサムスン電子の携帯電話にも使用され始めており需要が期待できます。小型HDDは日本の強い分野ですから非常に注目してよいでしょう。

第2は、やはり第1四半期の好決算銘柄です。1位の日立工機のほか、ユニデン、オムロン、小糸製作所、松下など。第2四半期の決算発表でさらに評価される可能性があります。

第3は、ハイテク株というよりむしろ生活密着型のインフラ的な銘柄、すなわちオムロン、横河電機、東芝、日立などが好調ということです。生活水準を上げていく中で必要とされる機械、電機のように、ハイテク株をこうした観点から探してみてはどうでしょうか。

ハイテク株見直しのポイントとしては、まずNASDAQのハイテク動向が気がかりです。次に10月半ば以降に発表される第2四半期決算の結果、さらに今秋・冬にIT悲観からいかに脱却するかといったマーケットのマインドに注目です。

全体的な底入れの時期はいつかに気になりますが、リカバリーが始まればかなりのパフォーマンスが期待できます。秋以降の、遠くを見ての買いが有効と思われます。