太平洋戦争の開戦で1942年、アメリカ政府は鉄条網と監視塔に囲まれた10ヶ所の
収容所に、ほとんどの日本人、日系人約12万人を強制収容した。
そのうちの半分以上がアメリカ市民権を持っていたにもかかわらず・・・。
その中に、写真家・宮武東洋(みやたけとうよう)とその家族がいた。
東洋は収容所内に密かに持ち込んだレンズでカメラを手作りし、マンザナ収容所内の
実態を鮮明に記録していった。
真実を写真として残した宮武東洋の約500枚と、東洋と親交のあった20世紀写真界の巨匠アンセル・アダムス、エドワード・ウェストンの写真証言で、どんな状況でも精いっぱい生きたアメリカの日系人の歴史と生き様を伝える。
監督は『マリリンに逢いたい』などを手掛け、現在はアメリカに住むすずきじゅんいち。
すずき監督は、膨大な宮武の作品と、当時の関係者の証言、記録映像を用いて「日系人が強制収容所に送られたことを、日本の若い人たちのほとんどは知りません。まずこの史実をきちんと伝えなくてはならない。しかし、ただ日系人を被害者の視点で描くのではなく、日本人の自分がニュートラルな視点で描くことが大切ではないか・・・」
と考えたという。
全編の音楽は喜多郎、エンド・テーマに全米ロック界のTOPバンド、リンキンパークの
マイクシノダが祖父の収容について歌う「ケンジ」が使用され、最後を締める。





