《 第19回 》 二の丸庭園 愛知県

東京と大阪という東西文化圏の接点にあって、独自の文化を守り栄えてきた街・名古屋。この街は、金の鯱で有名な名古屋城とともに繁栄してきたのです。

1609年徳川家康の命により築城され、その後御三家筆頭の尾張徳川家の居城として威容を誇ってきた名古屋城。その中の二の丸庭園は国の名勝に指定されています。
勇猛な武将にして茶道家としても知られた紀州浅野家家老・上田宗箇の作庭と言われる回遊式の築山枯山水庭園は、複雑な地形と巨大な石を織り交ぜた、勇ましくも美しい絢爛豪華な庭園として仕上がっています。

将軍に就任した家康は、この城を拠点に豊臣氏を滅ぼし、名実ともにトップへと上り詰めました。家康は、豪華なこの城と庭園によって、自分の力を世に知らしめたいと考えたのです。