《 第15回 》 清水園 新潟県

新潟県新発田市の清水園。
1658年に新発田藩第3代藩主の溝口宣直が、清水谷御殿と呼ばれる下屋敷を造営した土地に、4代重雄が造営した華麗な大名庭園です。

中心に草書体の“水”という文字を象った池を配する池泉回遊式庭園で、琵琶湖の名勝・近江八景を全体のモチーフに造られています。重雄は茶の湯に造詣が深く、園内には茶室も設けられ、藩主と家臣たちはここで茶の湯を楽しみました。

明治維新後、主をなくした大名庭園は荒れ果てます。
そして、昭和に入り、新潟生まれの天才庭師・田中泰阿弥が庭園を復元しました。
泰阿弥自信も茶人であり、庭園の復元と同時に、ここに泰阿弥の世界ともいえる茶室をいくつか設計しました。

ここ新発田には、150年にわたり藩ゆかりの茶道が今も受け継がれています。