《 第13回 》 清澄庭園 東京都

清澄庭園は、1878年に岩崎弥太郎が、下総国関宿城主・久世大和守の下屋敷の土地を買収し造園を開始、2年後に「深川親睦園」として開園した明治を代表する庭園です。
大きな池を巡りながら楽しむ回遊式林泉庭園で、三菱財閥の創始者として、岩崎は特に石にこだわりを持ち造園しました。

社員の慰労や来賓の接待の場として、最盛期は10ヘクタールもの面積を誇った清澄庭園ですが、1923年関東大震災で大きな被害を蒙ります。しかし、その際岩崎家は1万人もの被災者をこの庭園に避難させ、多くの人の生命を救ったのです。

弥太郎が願った人々の憩いの場所となる庭園は、現在は東京都に寄贈され、一般の人々に広く開放されています。