《 第12回 》 玄宮楽々園 滋賀県

琵琶湖の東岸の彦根市。ここには、徳川幕府に多くの大老を輩出した大名の名家・井伊家の彦根城があります。
玄宮楽々園は、1677年、第4代藩主・井伊直興が場内に下屋敷を造るのに伴い、作庭されました。

池泉回遊式の玄宮園と、枯山水庭園の楽々園のふたつの庭園の総称です。総面積7000坪、国の名勝に指定されている堂々たる大名庭園です。
玄宮園の中心に位置する池は、さながら小さな琵琶湖のようで、池を眺める特等席の鳳翔台からは、池の向こうに彦根城の天守閣を望むことができます。
玄宗皇帝の庭にあやかるということで玄宮園の名がつけられたのです。

幕末、時代に翻弄されながら桜田門外で命を落とした13代藩主・井伊直弼も、この庭園を好み茶会などを開きました。激動の政治情勢の中で、直弼は何を思いこの庭園を眺めたのでしょうか・・・。