太平洋戦争・65年目の真実 どうしても伝えておきたい一枚の写真

8月14日(土) 夜10時から放送

19人の若者が屈託なく笑い、歌い、肩を組むセピア色の1枚の写真。 この番組は1枚の写真からひも解かれる戦争の真実を伝える物語です。 この写真は昭和20年5月、台湾に駐留していた特攻隊員たちの出撃前夜に 撮影されたもの。持ち主は千葉県に住む中田芳子さん(79歳)。「逆さ歌の天才」 としてテレビや雑誌など様々なメディアで取り上げられてきた女性です。 年齢を感じさせない活動的な毎日を送る中田さん。その笑顔の裏側には、 14歳の頃ともに過ごした特攻隊員たちとの苦悩の物語がありました。中田さんは言います。 「どうしてもこの写真の真実を、今の世代に伝えておきたいんです」 実は、中田さんが戦後、結婚した相手は写真の中にいます。 運命の8月15日と終戦。ご主人は生き残った特攻隊員でした。しかし、ご主人の その後の人生は、特攻に散った仲間たちへの“後ろめたさ”に苦悩する日々。 10年前、最期に綴った辞世の句には、そんな無念の想いが込められていました。

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中田さんが台湾にいた少女時代、交際していた男性も特攻隊員でした。彼が出撃する数日前、 中田さんに預けた遺品。その遺品とご遺族を巡る、戦争の悲惨さを物語るエピソード。出撃のまさに5分前、戦闘機の前で気丈に写る貴重な写真。 さらに今回の取材を通して、特攻隊員たちの遺書も見つかり、 彼らのリアルな姿が次々と明らかになっていきます。 帰りを待つ家族へ、どのようなメッセージを送ったのか・・・ そして今年、様々な想いを胸に、中田さんはある決意をしました。 「元気なうちに、特攻隊員たちが飛び立った場所、台湾の花蓮港(かれんこう)を 見ておきたい」こうして、中田さんは台湾を訪れます。当時住んでいた家。級友との再会。 65年前の特攻隊員たちの写真を手に、彼らが“死”に向かって出撃した海を見つめる中田さんの想いとは…? 終戦から65年。徐々に薄れゆく“戦争”。1枚の写真からひも解かれる戦争の真実は、今の時代を生きる人々に「大切なものとは何か?」を問いかけます。