歴史背景
1636年~1912年にわたり、中国を支配した王朝。
中国の東北部に居住していたツングース系の民族・女真族が興した国。
前身は1616年明から独立建国した後金国。
「宮廷の泪・山河の恋」では初代ヌルハチ~四代目皇帝・康熙帝(在位期間1662年~1722年)の
即位までの時代が描かれる。
ヌルハチを生んだ女真族は、12~13世紀に金を建国し中国東北部を領有していたが、13世紀にモンゴルに滅ぼされると17世紀にヌルハチが後金を建国するまで、女真族はおもに建州、海西、野人と3つの勢力に分裂していた。
1583年に祖父と父を明軍に殺された建州女真族出身のヌルハチは、わずかな手勢で挙兵。またたく間に建州女真族を統一してしまった。1616年、ヌルハチは建州、海西など全女真族をまとめあげ後金を建国。
その一方で北元のモンゴル人たちはダヤン・ハンがモンゴル諸部を支配下においた後、彼の子孫が各部族の長につくことで、緩やかな連合を保っていた。しかし 東方のヌルハチ率いる女真族に脅威を覚えたチャハル部族長のリンダン・ハンは強引にモンゴル部族の再統一を図った。
すると、対等な同盟関係でない強権的な関係を嫌うホルチン部はいち早くヌルハチと同盟をした。
第1話で哲哲がホンタイジに嫁いだのも、この同盟のためだった。
その後、ヌルハチの後を継いだホンタイジは、1632年、自ら大軍を率いてチャハル部に攻め込んだ。リンダン・ハンは病死し、彼の遺児とその母も後金軍に降伏したため、チャハル部は滅亡。元朝時代からチャハル部に伝わっていた玉璽をホンタイジに差し出した。本作では娜木鐘がこの母に相当すると思われる。
1636年、ホンタイジは首都・盛京の宮殿で、満州人・モンゴル人・漢人に推戴され、皇帝として即位し、国号を後金から清にあらためた。
その後、清と明は幾度も戦を繰り広げる中、1643年、ホンタイジは52歳で亡くなった。
ホンタイジの後を継いだのは、わずか6歳の幼児フリン(福臨)だった。フリンは第3代順治帝として即位したが、政治はドルゴンが摂政として補佐をした。翌1644年、明は李自成の内乱によって崩壊。ドルゴンは北京に進軍し、順治帝も盛京から北京へ移り、紫禁城の主として清は中国の王朝となった。
そして、清は第4代康煕帝~第6代乾隆帝の時代に最盛期を迎えていく。
「宮廷の泪・山河の恋」では、初代ヌルハチの二人の王子に注目!
ヌルハチは、後継者を指名しないまま亡くなった。
そのため、第2~3話で描かれたように玉児の証言が
”どちらが後継者なのか?”重要に!
後継者と目されたのは、
第4子・ホンタイジと第14子・ドルゴンだった。










