芝浜(2007/12/6)

魚屋の勝は酒におぼれ、仕事に身が入らぬ日々が続く。 ある朝早く、女房に叩き起こされ、嫌々ながら芝の魚市場に向かう。そこで偶然に財布を見つける。 開けると中には目を剥く程の大金。 有頂天の魚屋は自宅に飛び帰り、仲間を呼んで浮かれ気分で大酒を呑む。翌日、二日酔いで起き出た魚屋に女房、こんなに呑んで酒代をどうするのか、とおかんむり。魚屋は愕然として、ついに財布の件を夢と諦める。以来、魚屋は酒を断ち、心を入れ替えて真剣に働き出す。やがていっぱしの定店を構えることが出来た三年後の大晦日の夜、女房は魚屋に例の財布を見せ、告白をはじめる。あの日、夫から拾った大金を見せられた妻は困惑した。長屋の大家と相談した結果、大家は財布を拾得物として役所に届け、妻は夫の大酔に乗じて「財布なぞ最初から拾ってない」と言い切る事にした。この真相を知った魚屋は真人間へと立直らせてくれた妻の機転に強く感謝する。妻は懸命に頑張ってきた夫の労をねぎらい、久し振りに酒でも、と勧める。「うん、そうだな、じゃあ、呑むとするか」しかし思い立った魚屋、次には杯を置く。「よそう。また夢になるといけねぇ」

三遊亭金馬

本名 松本 龍典 (まつもと りゅうすけ)
生年月日 1929年 03月 19日
出身地 東京都
出囃子 本調子かっこ
中蔭のおにづた

芸歴 昭和16年 7月 三代目三遊亭金馬に入門 前座名「金時」
昭和20年 二ツ目昇進 「小金馬」に改名
昭和32年 真打昇進
昭和42年 四代目「三遊亭金馬」を襲名
落語協会常任理事、日本演芸家連合会長として後進の育成に努力している。
初高座 1941年
   場所 浅草江川館
   演目 忘れました
得意ネタ 阿武松、芝浜、親子酒、藪入り、試し酒、茶金、御神酒徳利、長短、子なさせ地蔵
受賞 昭和37年度 芸術祭賞受賞
昭和45年度 芸術祭賞受賞
趣味 カメラ、油絵、ゴルフ、釣り切手収集、プラ模型製作、船旅
自己PR NHKの「お笑い三人組」で小金馬時代、一龍斎貞鳳、江戸家猫八と
共に日本中の人気者となる。先代金馬の芸を受け継ぎ、古典の本道を
行く。息子・三遊亭金時も父に弟子入りして、親子二代の落語家として
活躍中。