お神酒徳利(2007/11/8)

馬喰町(ばくろうちょう)一丁目に刈豆屋吉左右衛門という旅籠(はたご)屋があった。先祖が徳川家康から拝領した、銀の葵の紋付きの一対の御神酒徳利を家法にして代々伝えてきたが、大切なものなので一年一回、大晦日の煤取りの時しか出さない。ある年の大晦日、その煤取り(大掃除)の最中に、台所に水をのみにきた番頭の善六がひょいと見ると、大切なお神酒徳利が流しに転がっている。入れ物がないので、そばの大きな水瓶に放り込んで蓋をし、うっかり者の番頭、それっきり忘れてしまった。店ではいよいよお神酒をあげようとすると、徳利がなくなっているので大騒ぎ。ところが善六、帰宅して、はっと水瓶のことを思い出し、すぐ報告をと思うのだが、痛くもない腹をさぐられるのも……と困っていると、しっかり者の女房が知恵を授ける。女房の父親がたまたま易者をしているので、それに引っかけて、筮竹はバレやすいから、商売柄、算盤をパチパチやって、ニワカ素人易者のふりをして言い当てて見せればいいというわけ。

柳家権太楼

本名 梅原 健治 (うめはら けんじ)
生年月日 1947年 01月 24日
芸種 落語
出身地 東京都北区
出囃子 金比羅
くくり猿

芸歴 昭和45年 4月 故柳家つばめに入門 前座名「ほたる」
昭和49年 9月 師匠他界により柳家小さん門下となる
昭和50年11月 二ツ目昇進「さん光」と改名
昭和57年 9月 真打ち昇進 三代目「柳家権太楼」を襲名
平成13年10月 理事付役員
平成18年 6月 落語協会常任理事に就任
初高座 1970年 06月
場所 目黒名人会
受賞 昭和53年11月 NHK新人落語コンクール優秀賞
昭和55年 1月 昭和54年度日本演芸大賞ホープ賞
昭和62年 2月 昭和61年度若手演芸大賞
趣味 ゴルフ・巨人軍を応援すること