
閑静な別荘地にピアノの調べが流れる…篠原家の別荘は久しぶりに賑わっていた。篠原和江(白石奈緒美)が、娘の美紀(大場久美子)と美鈴(竹井みどり)と三人でやって来ていたのだ。しかし、三人の間には微妙な不協和音が流れていた。和江は、夫に先立たれ後、女手ひとつで、がむしゃらに生き抜いてきた女傑である。その為、家庭の中でも強引な母親となってしまい、二人の娘はそんな母に反感を持っているのだ。
ことに長女の美鈴は、画家の桃介(吉田次昭)と一度は結ばれたのに、母の口出しによって仲を引き裂かれてしまった過去を持つ。去っていった桃介を忘れられない美鈴。そんな姉の姿を見つめる妹・美紀もまた心を痛めていた。三人それぞれの思惑を秘め、晩餐は何事もなく終わるかに見えた。だが、この静けさも時ならぬ二人の闖入者によって破られることになった。
篠原美紀…大場久美子、篠原和江…白石奈緒美、篠原美鈴…竹井みどり、
桃介…吉田次昭、坪田真由美…可愛かずみ、刑事(本郷)…本郷直樹、
運転手(三上)…樹高宏太郎
【原作】小池真理子(中央公論)
【脚本】相葉芳久
【監督】西本淳一