旅をこよなく愛し俳句に造詣が深い、作家・森村誠一。その森村が、「平成の芭蕉」となり、魅力と謎に満ちた「奥の細道」をたどる旅もいよいよ最終回。森村は「奥の細道」最大の謎に迫ります。永平寺から福井へ、そこから俳人・等栽とともに敦賀へ向かった芭蕉。名月を楽しみ、西行が歌に詠んだ色浜に遊ぶなど風流な日々を送ると、いよいよ弟子たちの待ち受ける大垣へ。ここに「奥の細道」は結びを迎えます。ところが、森村は、この福井から敦賀にいたる道のりでの芭蕉の行動、言動、そして大垣での結末に疑義を抱きます。それは、曾良との別れまでは“旅恋(たびこい)”を描いていた「奥の細道」が、以降は“人恋(ひとこい)”の書に変質してしまったこと。そして、なぜ「奥の細道」の終着点は大垣でなければならなかったのか。この最大の謎を晴らすべく、敦賀へ、そして大垣へとおもむいた森村。自身の「奥の細道」完歩の感慨に重ね合わせ、芭蕉が後世へと投げかけた謎に、ひとつの推理を提示して番組は終わりを迎えます。






