| 1989(平成元)年6月24日にこの世を去った、昭和を代表する歌手・美空ひばり(享年52)。亡くなってから四半世紀を過ぎた今も、彼女の歌は人々の心の支えとなっており、その歌碑は日本全国に点在します。この番組では、各地のひばりの歌碑を歌姫が訪ね、秘められたドラマを紹介します。美空ひばりの名曲も秘蔵映像でお届けします。案内役は松方弘樹が務めます。 |
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| ■坂本冬美 沖縄「花風の港」 |
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| 那覇市の市街地を見渡す「がじゃんびら公園」に、「花風の港」の歌碑がある。この曲は1973年発売のアルバムにしか収録されていない“知る人ぞ知る”名曲だ。ひばりは1956年に那覇でコンサートを開催、5万人を動員する盛り上がりを見せた。そのコンサートで沖縄の人々に勇気を与えたことが、歌碑建立のきっかけとなった。数あるひばりの曲の中で、唯一沖縄を舞台にしている大変珍しい曲として、この曲が選ばれた。沖縄公演のバンドメンバー、歌碑建立の呼びかけ人、戦後の沖縄を撮り続けてきたカメラマン、全国からひばりファンが集うスナックのママら、ひばりにゆかりある人々を、坂本冬美が訪ねる。 |
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| ■小林幸子 新潟「越後獅子の唄」 |
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| ひばりが14歳の時に出演した映画『とんぼ返り道中』の挿入歌が「越後獅子の唄」だ。新潟出身の小林幸子が訪ねたのは、1999年に廃線となった「新潟交通」の駅跡。かつて「月潟村」だったここは、合併で新潟市となり、村の名前を残そうと、村人たちの寄付で歌碑が建立された。「越後獅子」とは江戸時代から伝わる獅子舞の大道芸で、村の飢餓を救うためにお金を稼ごうと、子供たちが修行を積んで日本全国を回った。その芸は今も月潟の子供たちに継承されている。小林はその稽古場を訪ねるとともに、月潟の各地に置かれている越後獅子のモニュメントを作る92歳の元美術教師を訪ねる。 |
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| ■長山洋子 福島「みだれ髪」 |
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| 東日本大震災の被災地である福島県いわき市の岬、塩屋崎。ここが舞台の曲「みだれ髪」の歌碑が建つ。全国に8カ所あるひばりの歌碑の中で、最初につくられた碑だ。塩屋崎の土産物店を訪ねたのは、震災被災地の支援活動をしてきた長山洋子。「みだれ髪」の作詞家・星野哲郎が曲のイメージ作りのためにここを何度も訪れたというエピソードや、震災の際この地で何が起きたのか、そして、人々の生活は今どうなっているのか、話を聞く。また、毎年ひばりの命日が近づくとここ塩屋崎で行われ、全国からひばりファンが集うという祭りの様子も紹介する。 |
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