2017年9月17日
九州大学 工学研究院 化学工学部門
日本が抱えている大きな問題。それは“ゴミ処理問題”。
そんな、ゴミがあっというまになくなってしまう、魔法のような研究をしているのは九州大学の渡邉隆行さん。温度が10000℃以上にも達するこのエネルギーを利用して、フロンやハロン、PCBといった物質を有害物質を出さずにゴミ処理ができるという。そんな現象を可能にするのは、「プラズマ」という粒子の集まり。しかも驚くべきはそれに必要な材料が「水」だけだということ。さらにはゴミ処理の際に出るエネルギーを活用しようとしている。『水プラズマを発生させる装置』が実用化すれば廃棄物処理の未来がきっと変わる。将来は町の真ん中にプラズマの装置を置く。そこでゴミが出てきたのを全部プラズマに入れる。そこで水素などを取り出し電気などを作る。当然そこから何かの燃料も作れる。1つのエコタウンを作りたいと語る。日々挑戦をし続ける渡邉さんに迫る。