2017年7月09日
立命館大学情報理工学部
もしも、日常生活の中で自分の好きな音だけが鮮明に聞こえたとしたらどんなふうに変わるのだろうか?そんな魔法のような技術を開発したのが、立命館大学情報理工学部の教授西浦敬信さん。
彼が取り組む研究の成果とも言える「超音波スピーカー」は、スピーカーから超音波を使いヘッドホンなどがなくても耳元でのみ音が聞こえ、音を届ける範囲を制限することが可能に…!
音から生じる様々な騒音問題に対し、音が「必要な空間にのみ聞こえる」ことによって騒音問題の解決策にもきっとなるはず。
さらに、この技術は日常生活の様々な場面で応用可能。テレビから流れる音を特定の人にのみ届け、横断歩道を渡る視覚障がい者の為に誘導音を生み出すなどが期待されている。
スピーカーで音の概念を変える西浦さんの今に迫る。