2017年6月25日
東京大学大学院新領域創成科学研究科
もしも、物に触れずとも触った感覚を生じさせることが出来たら、どのような世界が開けてくるのだろうか?
「触覚」とは、元々、物に触って初めて「物に触った」ということを知るための感覚。触れずとも触った感覚を知るための研究を成し遂げた、東京大学大学院新領域創成科学研究科に所属する、篠田裕之教授。
彼が取り組む研究の成果とも言える「空中超音波触覚ディスプレイ(AUTD)」は、小さくも多数の超音波スピーカーによって構成されており、それらを鳴らすタイミングや強弱を調節することで、空間中に手を差し出し探った時、皮膚の表面に圧力を感じることが出来る。これによって「触っていないのに触っている感覚」が体験出来るという。この発明は、SF映画などでよく見られる、必要なところにタッチパネルを出し、それを操作するという未来を現実へと近づけたとも言えよう。彼は言う、「触覚を完全に再現したい」と。
触覚の概念に革新をもたらした、篠田教授の今に迫る。







