2017年4月16日
切り絵作家 福井利佐
「切り絵」から「切り画」へ―
線に命を吹き込み、平面ばかりだった世界に立体を生み出す。緻密かつ繊細でありながら、圧倒的な迫力で観た人を魅了する。そんな新たなジャンルを切り拓いたアーティストこそ、福井利佐(41)。
切って、切って、さらに切る…
彼女の数々の作品は、すべて一本のカッターと多彩な紙を使用し、手作業で行なわれている。どんなに狭い余白でも決してミスをすることはなく、切り抜き続けるその集中力には目を見張る。誰かの真似ではなく、まだ誰も目にしていない…そんなアートを求めるうちにたどり着いた現代の切り絵。研ぎ澄まされた感性で生み出す作品の多くは生き物の“顔”。顔の輪郭や表情を細やかな線で表し、多彩な色でそれぞれの個性を際立たせる。
また、福井は2児の母でもあり、子育てとアーティスト活動の両立をしている。普通の主婦が、切り絵の伝統的な姿と現代の感性との融合に挑み続ける姿に迫る。






