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ストーリー
登場人物
ラインナップ
          
第19回 外辱外侮(がいじょくがいぶ)
他によるべもなく屈辱に甘んじる身売りのような生活は溥儀(ふぎ)から次第に活力を奪い去った。権力もなく執政にも関わらず、彼の毎日はただ養われているだけにすぎない。だがそんな溥儀に対してなおも厳しさをます日本軍により、わずかばかりの軍隊が解かれ、総理大臣の鄭考胥(ていこうしょ)は解任されて張景惠(ジャンジンホイ)が後任に据えられた。これにより満州国の国家権力はことごとく日本軍の手中に収まったことになる。日本に対する忠誠心を盛り立てるため、溥儀は日本を訪問し天皇裕仁との謁見を行った。帰国後、溥儀は自分と日本が一心同体であることを懸命に喧伝するが、彼のこの空虚な生活の合い間に皇后・婉容(えんよう)は皮肉にも不義の子を生みおとす。孤独な溥儀は耐えがたき屈辱を必死で耐えていた。