抱擁
 ヨンナムは自分の正体を探る何者かがいることを、監禁から逃げおおせたミョン監督らから知らされる。責任を感じたスジンはヨンナムに謝罪する。

 ソンイルによる調査はヨンナムの身辺にまで及ぶ。一方でチャン会長にはさりげなく好印象を与えていく。
 「にせの恋人」作戦の最後の大仕事である両家の晩餐会。ミョン監督もヨンナム側の代表として叔父役で参加する。別れ際、ヨンナムは意を決して自らの意思でスジンを抱きしめる。ヨンナムと差し向かいで酒を酌み交わすスジンの叔父インチョルは、愛する女性と結ばれなかった自らの経験を語り、「愛はつかまえておくものだ」と諭す。
合言葉
 ミョン監督らがホテルの一室で落ち合うときに、合言葉を使っています。日本語では「山」「川」と訳していますが、実際には何と言っているのでしょうか。
 「チュンムロ」「ミサリ」が正解。それぞれミョン監督とカメラマンのチャンホに因縁のある場所の名前です。
 チュンムロ(忠武路)はソウルの繁華街。映画関係の会社が集中しており、映画館もたくさんあります。韓国映画産業の中心地で、ミョン監督を連想させる地名と言えます。第5話の終盤ではミョン監督みずから「こちらはチュンムロ」と無線機で語っていました。
 ミサリ(I沙里)はキョンギド(京畿道)にある有名なデートスポットです。字幕には訳出していませんが、実は本編中のせりふとしてすでに何度も登場しています。第3話でお金を手にしたチャンホは女の子を「ミサリへ行こう」と誘い出しました。第4話の空港のシーンではミョン監督がチャンホを無線機で「ミサリ応答せよ」と呼び、チャンホも「こちらミサリ」と応じています。このころからミサリはチャンホの暗号名になっていたようなのです。お気づきでしたか?
 なお、赤穂浪士の「山」「川」に匹敵するような有名な(?)合言葉ではありませんので、念のため。
(取材協力:コリア・エンターテインメント)
*「新貴公子」をご覧になるとき、ちょっとだけ鑑賞の幅が広がる一口情報を1話ごとに掲載します。