花婿探し
 韓国を代表する大財閥チェソン・グループの会長令嬢であるチャン・スジンは、父チャン会長が危篤との知らせを受け、留学先のロンドンからソウルに呼び戻される。だが、それはスジンの結婚を急がせるために父がついたうそだった。易学の専門家キム博士によれば、チャンの会社は近い将来これまでになく大きな困難に見舞われるが、それを防ぐには、凶を吉に一転させ得る星の持ち主であるスジンをより良い星回りの男性と結婚させるしかないというのだ。
 ミネラルウオーターの配達員として生計を立てるキム・ヨンナムは、誠実な人柄と熱心な仕事ぶりにで周りから大きな信頼を得ていた。会社から業績も認められ、配達員の若者からは兄貴分として慕われている。
  チャン会長は事業の発展のためにと、スジンに見合いを強制。スジンは横暴な父のやり方に強い反発を覚えるものの、言われるままに見合いに明け暮れる。しかし連日連夜のお見合いに嫌気がさしたスジンは、とうとうチャン会長に向かって「恋人がいる」と言ってしまう。
兵役
 スジンの叔父インチョルが警備員に「末の坊ちゃん除隊まで少しだね」と声をかける場面があります。インチョルの気さくな人柄を描写したエピソードです。
  韓国では成人男性には原則2年程度の兵役義務があります。2004年には芸能人やプロ野球選手の相次ぐ兵役逃れが話題になりました。
  ヨンナムが配達員の若者相手に屋台で軍隊経験を懐かしむシーンもあります。重要ではあるが同時につらい務めでもあることがうかがえます。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権になって期間は若干短縮されたとはいえ、青春の真っ只中での就役となるだけに、学業の中断や恋愛の行方といった観点から絶えず議論の的になっているようです。
(取材協力:コリア・エンターテインメント)
*「新貴公子」をご覧になるとき、ちょっとだけ鑑賞の幅が広がる一口情報を1話ごとに掲載します。