11月16日 #55 どうする?日本の電力
家庭向けの電気料金はこの3年で2割上昇しました。東日本大震災以降、化石燃料への依存度が高まったのと、円安による燃料の輸入価格上昇が原因です。電力は人々の生活や企業の生産活動に欠かせないインフラ。ここが高コストのままでは、消費マインドの減退や日本企業の国際競争力の低下につながりかねません。今回の講義は、日本のエネルギーインフラの現状と今後の課題について検証し、日本がエネルギーの未来をどう描いていけばいいのかを探ります。講師は法政大学の小黒一正准教授です。松尾博文・日本経済新聞編集委員が一緒に考えます。