日中共同制作 中国大紀行“京杭大運河” ~王宮に繋がる水の路 1794キロを行く~
番組内容
※こちらの動画は、初回放送時のものです
中国の杭州から北京へ。「京杭大運河」は全長1794km、世界遺産にして世界最長の運河です。この壮大で破格の運河を4K撮影。さらに中国側の協力を得て、紫禁城など特別に撮影を許されたエリアへ!
なぜこの様な大運河が作られたのか?その歴史の謎を解き明かすため俳優・田辺誠一が旅します。中国の悠久の歴史・文化を4K映像と共にお楽しみください!
旅の行程

杭州(浙江省) → 蘇州(江蘇省) → 揚州(江蘇省 )→ 聊城(山東省) → 北京・紫禁城
旅の出発点は「世界で最も華やかな街・杭州」!

世界最大の運河「京杭大運河」。旅の出発地は杭州。旅人は優れた古代の水利技術や、石造の重厚な鳳山水門遺跡、拱宸橋といった杭州の世界遺産を散策。そこはかつてマルコポーロが「世界で最も華やかな街」と称した地。「天下の穀倉」と言われた富義倉(遺址公園)なども巡り、水とともに生きる人々と出会っていく。

“東洋のヴェニス”と称される水郷の古都「蘇州」!

蘇州といえば、「東洋のヴェニス」とも称されるほど美しい水郷の街。旧市街とも水路で繋がり、平江歴史地区や山塘歴史地区の街並みが世界遺産大運河の構成資産となっているほか、南西部に残る元代の城門「盤門」、運河の四つ辻に架かる長大な石橋「宝帯橋」などが登録されている。
また大運河沿いには、唐代の張継の詩に「夜半鐘聲到客船(夜半の鐘声、客船に到る)」と詠まれた名刹の寒山寺もある。
見どころポイント ・・・水郷の街並みをドローンで4K初撮影(日本初)。

遣隋使、鑑真和上……日本との繋がりを感じさせる「揚州」!

大運河の開通による、経済的、文化的、政治的な影響力は計りしれない。それは日本にも及んだ。小野妹子が第2回遣隋使として国書を持参したのは、煬帝の治世である。1200年前、七世紀はじめに揚州を訪れた遣隋使たちは、この運河を利用した。
かつて塩や木材、石材を運ぶ船で賑わっていた京杭大運河は、今でも建築資材や食糧、野菜を運ぶ船であふれている。
そこには、水と共に生きる水上運送業者がいる。昔とかわらぬ水と関わりの深い船上生活者である彼らの暮らし振りはとても裕福である。

歴史と現実が交錯する「山東省・聊城(りょうじょう)」へ

聊城は、京杭大運河の交通の中枢として栄え、現在は近代的都市として発展をとげている。陽谷県の張秋、阿城、七級など三つの町は他の地方でもよく知られる塩を荷揚げする埠頭と食糧を荷揚げする埠頭だった。
2010年、聊城でかつて京杭大運河で使用されていた古代の「閘門」が見つかった。それに伴い、明や清時代の陶磁器の破片や銅器、石器、石碑などの貴重な文物が数万点近くも発見、水の大動脈だった運河の往年の活躍ぶりを改めて印象づけさせた。番組では、その遺跡からひも解く京杭大運河の交易の歴史を紹介する。
見どころポイント ・・・ドローンを駆使し、圧巻の、空から眺める大運河の風景を紹介します。

京杭大運河の終着地「北京」!

大運河の最北端であり、船の終着点である北京。
現在、長さ20キロの河川が残されており、うち二箇所が世界遺産に登録されている。かつて北京市内を流れていた大運河の名残のある場所をいくつか移動しながら、昔の旅情を感じたい。
見どころポイント ・・・日中共同制作により、特別な許可を得て、景山公園から紫禁城、北京の遠景を日本の放送局初4K撮影。

出演者

旅人 田辺誠一
番組情報
番組名
日中共同制作 中国大紀行 “京杭大運河” ~王宮に繋がる水の路 1794キロを行く~
放送局
BSテレ東 BS7ch <全国無料放送>
BSテレ東4K 4K7ch <全国無料放送>
「ピュア4K」映像でお楽しみいただけます
URL
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/keikoudaiunga/