BSジャパン開局15周年特別企画 追え!光のメッセージ -科学 生物 表現の先端-10月11日(土)夜9時
<番組概要>
国連は来年2015年を「光とその技術の国際年」と定めた。「光」は常に科学技術と文化の中心にあり、イノベーションにも深く関わっている。番組では、光の科学・技術・表現芸術のフロンティアを描き、光がわたしたちに告げるメッセージを読み解く。
光の表現技術革新の最前線
プロジェクションマッピングに代表される、デジタルデータとプロジェクターを駆使した光のアートやパフォーマンスは、日進月歩の勢いで変革を続けている。技術者集団・チームラボは、従来からある建築物や調度などの立体物以外への投影にもチャレンジしている。今回は水をスクリーンに用いたプロジェクションを採用。海に設置した噴水に映像を流す。水という、液体であり粒子でもある自然の物質に立ち現れる、コンピュータでデザインされた新奇な表現。密着取材で、彼らの光イノベーションが示すメッセージが解き明かされる。
光る生物はなぜ光るのか
自ら光る生物は地球上に4000~5000種いるといわれ、なかでも最も多く分布しているのが海洋だ。ノーベル化学賞を受賞した下村脩氏が抽出に成功した蛍光タンパク質も、海の生物に由来する。番組取材班は、光る生物撮影の第一人者を訪ね、日本有数の光る生物の宝庫であるダイビングスポットに案内してもらう。そこには、光るサンゴの大群落や、光る魚が舞い踊る光の楽園があった。なぜ光る生物は海に多いのか?また、彼らはなぜ光るのか?
「光る生物」創造の現場へ
遺伝子組み換え技術で蛍光タンパク質を組み込んだ光るカイコが光るマユをつくる試験に初めて完全密着。そのマユからとる光るシルクの産業化を視野に、量産体制構築を目指す試験場を取材した。様々な色に蛍光発色するマユが一斉につくられていく高精細映像は圧巻。また、肉眼で見えるほど強く光る花の開発に世界で初めて成功した研究を取材。
【MC】国仲涼子