






8月24日(日)
#117「夏の房総 洲崎(すのさき)神社」
今回ご案内するのは、前回ご紹介した安房神社と同じく、創建から2670年を数え、安房国一宮と称されてきた古社「洲崎神社」。雄大な太平洋を臨む海の名社としても知られる。 その神が住まうのは、千葉県館山市。東京湾岸に面した房総半島南部に位置する。 古代、豊かな漁場に恵まれたことから御食国に任じられ、皇室の御饌を担当した安房国。 洲崎神社が鎮座するのは、そんな館山市の西端、房総半島の最西南端に位置する岬「洲崎(すのさき)」。古くから東京湾の入口として海運上や防衛上重要な役割を果たしてきた。 洲崎神社は、太田道灌や松平定信など、特に武将からの信仰が厚かったお宮。その信仰の発端となったのは、鎌倉幕府を開いた源頼朝の伝説だった。名立たる武将があやかりたいと願った頼朝の伝説とは。 お宮をご案内しながら、その答えを探しに参りましょう。