50余年にわたり「妖怪」を描き続けてきた巨人・水木しげるの私生活は、やはり私たちの想像を超えた
<ゲゲゲ>な営みであった。謎めく会話の締めにはいつもの『ヒヒヒヒッ』の高笑い。その自嘲的笑いの直前に
生まれる<鎌鼬>のような一瞬の真空は、周囲を何事もなく水木ワールドへと誘う。・・・かと思えば、食事シーン
では水木マンガの登場人物そのもの「ガブッ、ガアァーッ」の勢いで無言摂取する。とても齢84歳のオジイサン
とは思えないパワフルさ―日常すべてが<水木流>である。
本作は、水木幸福菌の親玉キャリアである水木しげるに日夜密着し、人類にとっての<幸福>???を捜し
求めるファンタジックドキュメンタリー。本年度、テレビ界の栄冠ギャラクシー賞を受賞した秀逸作である。
水木流<幸福>にあやかり、幸せになりたいと願っているファンの皆さん!その答えはきっとこの中に見出せるだろう。
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