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今から40年以上前。百貨店で配送のアルバイトに携わり、荷物を届けると、そこに笑顔で受け取ってくれる人がいることに大きな喜びを感じていた一人の青年がいた。大学時代の4年間、配送のアルバイトを続けた青年は、後に自ら、宅配業界に一大革命をもたらすことになる…。ヤマトホールディングス社長、瀬戸薫。彼が下したのは、宅配新時代の扉を開く決断だった。一年間に運ぶ荷物の数は、実に12億3,000万個。クール宅急便やゴルフ宅急便など、徹底した顧客志向で新商品を開発、宅配業界のトップシェアを走り続けるヤマトホールディングス。創業から90年以上の歴史を持つこの伝統企業が、今から34年前、社運を賭けて挑んだ宅急便。小口配送は、荷物がいつどこから出るのか分からない、どこへ配達するのか分からない、という最も難しい物流だったが、ヤマトでは「翌日配達」をセールスポイントに掲げ、国内初となる民間宅配便の誕生を宣言。独自の発想と不屈の闘志で新市場を切りひらいた2代目社長・小倉昌男の「最後の直弟子」と言われるのが瀬戸薫である。「宅急便」の開発に、最年少メンバーとして加わった瀬戸が、小倉から学んだ経営の神髄とは!?クレームから生まれた新事業で直面した壁。実現不可能という声が大勢を占める中、瀬戸が下した決断とは?
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