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それは、今から70年近く前のこと…。太平洋戦争の勃発で、外交官としてニューヨークに赴任していた兄の一家が帰国。共に暮らすことになった少年は、一家が持ち帰った欧米文化に憧れ、夢中になって洋服のデザインをスケッチしていた。やがて少年は、日本を代表するデザイナーとして世界に名を馳せることになる。79歳にしてファッション業界の最前線に立ち続ける、ジュン・アシダ社長、芦田 淳。まもなく始まるファッションショーのために、この日もデザイン画を描き続ける…。キーワードは「エレガント」。高い美意識と気品を湛えたデザインで注目を浴び、若くして皇室デザイナーの栄誉を手にした芦田はなぜ、生存競争が激しいファッション業界で頂点に上り詰め、世界的ブランドを築くことが出来たのか?その裏側には、「デザイナー」と「ビジネスマン」、2つの顔を併せ持つ芦田の、「ある決断」が隠されていた! |