高機能プラスチックなどの機能製品、医薬品や農薬などの化学製品、クレラップや食品用包装材などの樹脂製品、3つの分野を柱に事業を展開するクレハ。年商およそ1500億円を売り上げるエクセレント・カンパニーである。クレハの前身昭和人絹が創業したのは1934年。その後1939年には呉羽紡績と合併、1944年には化学部門が独立し呉羽化学工業として発足。食品用包装材やクレラップをはじめ、医薬品、農薬、高機能樹脂などにも進出し現代生活を支え続けてきた。2005年にはクレハに社名変更。オンリーワンの技術を持つ会社へと更なる飛躍を遂げるため、2007年、技術畑出身としては初めての社長に就任したのが岩崎隆夫である。「お前は頭が悪い」父の言葉で進路を決めた少年時代。工場の爆発で善後策に駆けずり回った若き日。子会社存亡の危機で自ら背水の陣を敷いたミドル時代。「オンリーワンの技術」で適者生存を目指す岩崎の経営哲学と原点に迫る。
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